イシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督を務める映画『ザ・ウォッチャーズ』が6月21日(金)より公開される。

地図にない森、ガラス張りの部屋、見知らぬ3人—。28歳の孤独なアーティスト ミナは、贈り物を届けるだけのはずだったが、そこに閉じ込められ”謎の何か”に毎晩監視されている―。“監視者”とは何者なのか?そして何故…?

本作は監督のイシャナ・ナイト・シャマランにとって、長編映画監督デビュー作品となった。監督はファンタジーとスリラーの要素を組み合わせた作品を作りたかったと語っており、アイルランドの作家A・M・シャインが書いた小説との出会いで本作の脚本の執筆に至ったと話している。大ヒットサスペンススリラー作品『シックス・センス』の監督として有名な父、M・ナイト・シャマランとタッグを組み製作された、衝撃の展開に目が離せない新感覚ホラーに仕上がっている。

物語の鍵となる主人公ミナを演じるのは、『500ページの夢の束』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など話題作への出演が続くダコタ・ファニング。人生の停滞期から抜け出したい、中途半端な状況にある若者という難しい役どころであるが、ダコタ自身もミナのこのような状況に共感がもてたと語っており、等身大でリアルな若者像を見事に演じ切っている。ミナがこの不思議な出来事を通してどのように成長していくのかも本作のテーマとなっている。

主人公たちが「監視」される舞台となるのは、アイルランドの森の中にある「鳥カゴ」と呼ばれる建物であり、夜になると中からは外が見えない窓から、毎晩「見えない何か」にただ「監視」される恐怖体験が見どころのひとつである。なぜ、誰が、何のために「監視」しているのか、だんだんと明かされる衝撃の事実が恐怖を駆り立てる。様々な言い伝えのある神秘的なアイルランドの森を実際に撮影場所として使用している本作。まるで現実に起こっていることを見ているかのように作品に引き込まれるのは、アイルランドの俳優を多用し、アイルランドで撮ることへの製作陣のこだわりの成果といえるだろう。ぜひ劇場で「監視される」スリルを体感してもらいたい。

【文/編集部】

『ザ・ウォッチャーズ』は2024年6月21日(金)より公開
監督:イシャナ・ナイト・シャマラン
出演:ダコタ・ファニング、ジョージナ・キャンベル、オルウェン・フエレ、アリスター・ブラマー、オリバー・フィネガン
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