イシャナ・ナイト・シャマランが長編初監督・脚本を務める映画『ザ・ウォッチャーズ』の特別映像が解禁された。

M・ナイト・シャマラン監督がプロデューサーを務め、彼の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督となるホラー映画である本作は、作家A・Mシャインが2021年に出版した同名ホラー小説「The Watchers」をもとにしており、スタジオ各社が争奪戦の末にニュー・ライン・シネマが映画化権を獲得した。主演はダコタ・ファニング、“謎の何か”に毎晩監視される事になる28歳の孤独なアーティスト・ミナを演じる。さらに、オルウェン・フエレが60代のグループのリーダー的存在マデリン、ジョージナ・キャンベルが20代の若妻シアラ、アリスター・ブラマーが30代のシアラの夫、オリバー・フィネガンが未熟で衝動的なグループ最年少19歳のダニエルを演じる。

主人公・ミナは届け物をするために出かけるが、地図にない森で道に迷ってしまう。彼女が逃げ込んだ“ガラス貼りの部屋”には、見知らぬ3人。その部屋は夜になると謎の“何か”に“覗き見”されるというが…。今回解禁された特別映像“生き残れるか編”は、夜になると内側は鏡になるガラス貼りの部屋で、何かを確かめるように指でガラスを叩き、外に向かって耳を傾けるミナの姿で始まる。「古代の神々のように恐るべき存在です」とイシャナ・ナイト・シャマラン監督が語り、ダコタ・ファニングが「誰も見たことがない。どんな姿で何ができるのかわからないことばかり。でも恐怖と危険ははっきりと感じる」と続ける。監督の「正体を暴くというコンセプトで、ファンタジーとホラーを融合し、試してみたかった」というコメントに、幼き日と現在のミナの後ろ姿が重ね合わされ、彼女の過去のトラウマが暗示される。

「死んじゃダメ」…ミナが届ける黄金色の鳥の声に、製作のM・ナイト・シャマランが「時間が迫るなか逃げ道がないというスリリングな要素もある。永遠にここから出られない。逃げるなら命がけだ」と、『ザ・ウォッチャーズ』には命懸けの脱出ゲームの要素があると指摘する。地図にない森には謎のサインが置かれている。「後戻りできない」というミナの本編映像に、「ガラス貼りの部屋は“監視者”から4人を守ってくれる場所。大きな窓が夜になると鏡に変わり、ミナたちは外の景色が見えなくなる。でも外からは見える」とダコタが解説する。ガラス貼りの部屋には禁断の3つのルール”がある。「“監視者”に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」そのひとつでも破ったら殺されてしまうのだ。

映像はミナと見知らぬ3人がガラス貼りの部屋で過ごす様子をとらえ、監督が「そこは超自然的な魅力のようなものと嫌悪感が共存している。ガラス貼りの部屋は生き残るために身を置いているだけで、最も抜け出したい場所でもある」と部屋の二面性を語ると、ダコタが「“監視者”についてミナたちは何も知らない。何を望みどんな能力があるのか」と続ける。音楽がよりハイテンポになり緊張感が加速すると、M・ナイト・シャマランが「かつては崇められていたが、今は完全に恐ろしい存在だ」と“監視者”に対する意味深なコメントを放つ。遂に “監視者”たちがガラスを叩き始めるのだが…。イシャナ監督が「映画館で驚きの体験が楽しめるはず。耳を澄まして感じてほしい。ぜひ映画館で観てほしい」と、驚愕の映像と恐怖に満ちた音を劇場で満喫してほしいと結んでいる。彼らは“何者”なのか。そして、なぜ…。

特別映像

『ザ・ウォッチャーズ』は2024年6月21日(金)より公開
監督:イシャナ・ナイト・シャマラン
出演:ダコタ・ファニング、ジョージナ・キャンベル、オルウェン・フエレ、アリスター・ブラマー、オリバー・フィネガン
©2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED