『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、主演の吉沢亮、呉美保監督らが参加した。

呉美保監督が9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。脚本を担当したのは港岳彦。主演を務めるのは『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ等の話題作から、作家性の強い監督作等、幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢亮。本作では、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

6月14日(金)~23日(日)[現地時間]に中国・上海で開催された第26回上海国際映画祭コンペティション部門に正式出品された『ぼくが生きてる、ふたつの世界』。主人公・五十嵐大を演じる吉沢亮、大の母親・明子を演じる忍足亜希子、呉美保監督、山国秀幸プロデューサーが映画祭にあわせて現地入りし、21日(金)にワールドプレミア上映と観客とのQ&Aや記者会見を実施、さらに22日(土)にはクロージングレッドカーペット、授賞式に参加した。

22日(土)に行われたクロージングレッドカーペットには、吉沢亮、忍足亜希子、呉美保監督、山国秀幸プロデューサーが参加。吉沢亮は黒のタキシード、忍足亜希子は青のドレス姿で、吉沢が母・明子役の忍足をエスコートしながら登場。多くの報道陣に晴れやかな笑顔で応えた。

【提供写真、オフィシャルレポート】

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『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は2024年9月20日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開
監督:呉美保
出演:吉沢亮、忍足亜希子 今井彰人 ユースケ・サンタマリア 烏丸せつこ でんでん
配給:ギャガ
©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会