柚月裕子原作 異色の警察ミステリー小説を実写映画化した『朽ちないサクラ』の場面写真が解禁された。
本作は柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作で、主人公は県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説。主人公の県警・広報職員26歳の森口泉を演じるのは若手随一の演技派として絶大な信頼を集める杉咲花。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現する。メガホンをとるのは原廣利。
6月21日(金)に公開され、俳優陣の演技に「鳥肌が立つ」と称賛があつまる本作から特に反響の多かった杉咲花と安田顕がみせる緊迫の対峙シーンの場面写真が解禁された。杉咲演じる森口泉と安田演じる泉の上司・富樫は、事件がすべて解決したら酒でも飲もうと約束していましたが、料亭で顔を突き合わせる二人の表情は固く緊張感が漂っています。泉は目に零れ落ちそうになる涙を堪え、真っ直ぐに富樫を見つめ、一連の事件を捜査した結果を話はじめます。酒を注ぎながら静かに耳を傾ける富樫。
しかし、このあとの衝撃のストーリー展開に、SNSでは「2人の迫力に圧倒され、その時の花ちゃんの目がまだ忘れられない」、「杉咲花の心の揺らぎに真っ直ぐな芝居に釘付けになる」、「安田顕の存在感がすごい」、「最後まで気が抜けない」との声が続出するシーンとなっている。このシーンを撮るために20ページにもわたる台本部分を長回しで撮影したと明かす原監督は「このシーンが撮れた瞬間、ガッツポーズしましたね。本当にいい映画になるなって。あれだけシリアスなお芝居をしているのに、少し離れた部屋のモニターで見ていて笑ってしまいました。なんて素晴らしい芝居するんだと」と、原監督にとっても渾身のシーンとなっている。
さらに、登場人物それぞれの立場での”正義”がぶつかり合う本作は、視点を変えると物語の見え方も変わってくることもあり、「違う視点で観るとまた別のおもしろさがあるサスペンスミステリー」、「はじめからもう一度観たいのでまた劇場行きます」、「何が正解だったのかといろいろ考えてしまう」、「何度でも観に行きたい」とリピート客が早くも続出している作品となっている。泉と富樫が対峙する衝撃のストーリー展開とは?そして、全ての事件が重なる時、泉はどんな決意を胸にするのか―。最後まで目が離せないキャスト陣の演技をスクリーンで堪能していただきたい。
『朽ちないサクラ』は全国で公開中
監督:原廣利
出演:杉咲花
萩原利久、森田想、坂東巳之助
駿河太郎、遠藤雄弥、和田聰宏、藤田朋子
豊原功補
安田顕
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会