累計発行部数は700万部を超える大人気傑作漫画を実写映画化した『ブルーピリオド』のユカちゃん役・高橋文哉によるルームツアー映像が公開された。
「マンガ大賞」「このマンガがすごい!」など国内外から称賛され、発行部数700万部を超える傑作漫画が待望の実写映画化。周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に全てを賭けて挑んでいく―。好きなことに真剣に向き合う主人公の挑戦に、胸が熱くなる感動の物語。主演には話題作への出演が絶えない眞栄田郷敦を迎えて、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりと実力と人気を兼ね備えたキャスト陣が個性豊かなキャラクターを熱演。『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎が監督を務め、新進気鋭のスタッフと共に情熱の物語を創り上げた。
今回、主人公・八虎の同級生、ユカちゃん(鮎川龍二)を演じた高橋文哉による美術室のルームツアー映像が公開された。日本画で藝大入学を目指し高校の美術部に入っているユカちゃんだが、同じ高校に通う主人公の八虎(眞栄田郷敦)とは中学時代からの同級生。犬猿の仲だった2人だが、八虎が美術に興味を持ち美術部に入部してからは、お互いを支える存在として2人の距離は縮まっていく。
そんな2人にとって大切な場所である美術室は、元々は何もなかった廃校の教室を美術スタッフが一から作り上げ、まるで本物さながらに仕上げた。映像では高橋がその注目ポイントを紹介。まず1つ目のポイントとして、壁や黒板に貼られた「大量の張り紙」、絵を描く上で絶対に欠かせない「筆」、そして美術室でよく見る「大きな木製の机」などを紹介。教室に貼られた大量の張り紙は全てスタッフが手書きで描いたもので、一見使い込まれたように見える筆も、新品をスタッフが「わしゃわしゃ」と揉み込み、まるで何年も使ったかのような質感に作り上げたという。高橋も撮影初日は中古だと思っていたようで、そんな手の込んだスタッフの努力に感心している様子。さらに、大きな木製の机も実際に使用している物を地方から取り寄せたというが、撮影時に机に落書きがされてあるのを高橋が発見。これはスタッフが描いたものだと思っていた高橋だが、実際は前からあったものだったという。そんな、リアルがギュッと詰め込まれた美術室に、高橋も、「この映画のリアリティを追求するスタッフさんの心がすごく見える美術室」と絶賛した。
次の注目ポイントとして「美術部の2人」を紹介。主人公の矢口八虎を演じた眞栄田郷敦と、八虎が憧れる美術部の先輩・森まる役の桜田ひよりが登場し、高橋のリポーター姿を見ていた2人は「よっ、名MC!」と盛り上げる。高橋からリアリティが詰まった美術室の印象を問われた桜田は「本当に自分がこの美術室で学生時代を過ごしているような感覚になった」と撮影を振り返り、眞栄田も「美術室って、けっこうアウェイな雰囲気があるじゃないですか、そのアウェイ感をすごく感じさせてくれた美術室だった」と、最初は美術に興味のなかった八虎が美術室に入った時の、“まだその場所に慣れていない、どこか馴染めない感じ”を、美術室のリアルさがより助長してくれたと話した。
さらに今回絵を描くシーンを撮影するため、撮影の何か月以上も前から絵の練習をしていたという3人だが、高橋から絵画練習について問われた眞栄田は「絵は得意なほうじゃないんですけど、上手い以上に魅力ってあるんだなと感じました。劇中では、0からのスタートから藝大受験までの(八虎の)成長具合を表現していければ」と話し、桜田も「基本練習って1人でやるじゃないですか、でも合同練習で初めて他の皆さんの絵を見て、雰囲気とか個性がすごい豊かだなと思って、改めて奥の深さを感じられた」と、この作品に携わったことで、より深いところで美術の魅力を知ったと語った。最後に高橋が「美術部メンバーが実際に劇中で絵を描いているシーンもあるので、ぜひ映画館でお確かめください!」と締め映像は終了。美術スタッフの「情熱」が詰まった美術室にも注目だ。
ルームツアー映像
『ブルーピリオド』は2024年8月9日(金)より全国で公開
監督:萩原健太郎
出演:眞栄田郷敦
高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより
中島セナ、秋谷郁甫、兵頭功海、三浦誠己、やす(ずん)
石田ひかり、江口のりこ
薬師丸ひろ子
配給: ワーナー・ブラザース映画
©山口つばさ/講談社 ©2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会