主演:菅田将暉×監督・脚本:黒沢清『Cloud クラウド』のポスタービジュアル、場面写真が解禁された。
本作は、『スパイの妻』(20)で、第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢監督の最新作で、憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。「何かに狙われている――?」転売で稼ぐ吉井の仕事が軌道に乗り出した矢先、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの「日常」が壊されていく……。主演の菅田将暉は、「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じている。
“転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井(菅田将暉)。彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレート。誹謗中傷、フェイクニュース――悪意のスパイラルによってネット社会に拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめる。やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていく―。
今回解禁された本ポスタービジュアルは、「何か」に向かって銃口を向ける菅田が演じる主人公の吉井の横に、「(君も)狙われている」と狙われているのは自分だけではないと伝える意味深なビジュアルとなっている。
さらに「“気がつけば標的”匿名の集団による“狩りゲーム”がはじまる――」というコピーには、知らず知らずのうちに、自分が狙われる側の人間になっていた怖さとともに、「見えない敵」の存在も感じさせる。本作で初めてガンアクションに挑戦したという菅田は、撃たれる側の演技は経験したことがあったが、銃を撃つ演技ははじめて。かつてガンアクションを撮りまくってきた黒沢清監督による熱血指導を受けた、菅田の銃の扱い方にも注目だ。
併せて場面写真6点が解禁された。「狙われている」ことに気づきはじめ警戒する吉井、吉井と先輩の村岡がボードゲームをしている緊迫感あるカットなど、菅田演じる吉井の周りを取り囲む、登場人物たちの謎めいたシーンカットが解禁された。
また、7月12日(金)から特典付きムビチケカードの発売も決定。ムビチケカードは、海外用のポスタービジュアルと同様のデザインとなり、「WE ARE ALL UNDER A CLOUD(人は憎しみから逃れられない)」と英語コピーが記載されている。そして特典は、緊迫した様子で何かを一心に見つめる転売ヤー・吉井の横顔の上に浮かぶようにロゴがデザインされ、「NOT FOR SALE」の代わりに「NOT FOR RESALE」と記されたその名も「⚠️転売禁止⚠️クリアファイル」となっている。
『Cloud クラウド』は2024年9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督・脚本:黒沢清
出演:菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝
赤堀雅秋、吉岡睦雄、三河悠冴、山田真歩、矢柴俊博、森下能幸、千葉哲也、松重豊
配給:東京テアトル、日活
©2024 「Cloud」 製作委員会