『言えない秘密』の公開後舞台挨拶が6月29日(土)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、京本大我(SixTONES)、古川琴音、三浦獠太、坂口涼太郎、河合勇人監督が登壇した。
京本大我(SixTONES)を主演に迎え、確かな演技力で活躍する古川琴音が初の恋愛映画のヒロイン役に挑戦し、数々の話題作を手掛ける河合勇人監督がメガホンをとる本作。伝統ある音楽大学を舞台に、過去の出来事から思うようにピアノが弾けなくなってしまった音大生・湊人と、ある<秘密>をかかえたどこか謎めいた雰囲気のある音大生・雪乃はピアノの音色に導かれ、運命的な出逢いを果たす。自然と惹かれ合い、雪乃の明るく純粋なピアノの演奏は、湊人が抱えるトラウマを癒し、やがて2人で過ごす日々は愛おしくかけがえのないものへとなっていく。しかし、ある日突然雪乃は湊人の前から姿を消してしまう―。
9割の人が“泣いた”という本作には、さまざまなコメントが寄せられているが、「いろんな視点で見てくださっているんだなと伝わります」という京本、古川は「(連弾シーンでは)がんばったんですけど、監督がおっしゃっていたことが『発表会にならないようにしてください』と。それがちゃんと表現できたんだなと、感想をいただくとうれしい」と喜んだ。また、京本は「お客さんに委ねながら、しっかり前を進んでいきたいというメッセージもあるので、いろんな見方で先を想像してもらいたい」と語った。
自身が泣いたシーンについて聞かれると、「2人が生き生きしているシーンで涙ぐんじゃうときがありました」という古川、京本は「雪乃の心情とか背景が見えてきた時に、実際に画として見えた時に、湊人の気持ちとして見れてるところもあったりして。本当の雪乃の気持ちとか。どういう気持ちで湊人と会っていたのかとか思っていたら泣いちゃいました」といい、どれくらい泣いたかを聞かれると「泣き止まないまま最後までいった。エンディングを迎えてロビーに出た時もまだ泣いてました」と明かした。
さらに自身にとっての“言えない秘密”を漢字一文字で披露。「希」と書いた京本は「この作品の力強さと、その先を想像していただきたいという意味でも希望を感じてもらいたい部分と、僕にとって初単独主演映画なのでたくさんの人に見てもらえたらという希望を込めて」と語った。
最後に京本は「たくさん届いていってることがうれしいです。いろんな声をいただいて、この夏一番と言っていいくらい泣ける作品に仕上がっていると思います。暑いのでなかなか出かけたり億劫かもしれませんが、映画館に来てしまえば涼しいので、上映が終わるまで楽しんでもらえたら」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『言えない秘密』は全国で公開中
監督:河合勇人
出演:京本大我(SixTONES)、古川琴音
横田真悠、三浦獠太、坂口涼太郎/皆川猿時、西田尚美、尾美としのり
配給:ギャガ
©2024「言えない秘密」製作委員会