2023年6月に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空」メンバー全23人による初舞台「夏霞~NATSUGASUMI~」が7月11日(木)の開幕を控え、舞台稽古が公開された。

今作は夏休み前の高校が舞台。部員が6人しかいない合唱部の部員たちは、コンクール出場のために画策 していた。だがそんなある日、部員の一人が交通事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。そして一年後…引退を目前に控えた合唱部部員たちの前に現れたのは!?忘れられない夏の出来事を、初々しく溌剌と、そして切なく描く舞台「夏霞~NATSUGASUMI~」は、 まさに今の「僕が見たかった青空」を体現したような物語である。

公開された稽古は終始和やかな雰囲気で行われ、メンバー同士、また、演出家とも明るく和気あいあいとした様子で会話しながら稽古が進み、チームワークの良さを感じられた。さらに、メンバーからも積極的に演出家へ質問、提案するような姿もあり、今回が初めての舞台出演とは思えないほど、自主性を持って取り組んでいるところも印象的だった。途中、自分の出番でなくても熱心にメモをとりながら、真剣な眼差しで作品の流れを確認するメンバーの姿もあった。台本を取り違えてしまうメンバーがいるなど、初舞台らしい初々しいハプニングもありつつも、みんなでフォローしながら稽古は進んでいった。

また、本編内の一部のシーンは、A、B、Cの3パターンの内容が日替わり上映となり、メンバーそれぞれの個性を活かした演出が楽しめる。ここで自分の見せ場となる、空手や語学などの特技を披露する場面についても念入りに打合せしており、メンバーの才能の多様さを感じる一面もあった。

稽古が終わると、元気よく演出家に「ありがとうございました!」と挨拶するメンバーたちの姿があった。メンバー、スタッフのチームワークの良さや、初舞台に向けての熱意が感じられるような稽古だった。

応募総数35,678人の中からオーディションで選ばれた23人が2023年8月30日にシングル「⻘空について考える」でデビューした、アイドルグループ「僕が見たかった青空」。先日6月22日(土)には結成1周年を記念した「僕が観たかったワンマンライブvol.1」が行われ、8月30日(金)に豊洲PITにて「アオゾラサマーフェスティバル2024」が発表された。2年目を迎えて勢いを増す彼女たちが等身大の舞台に挑む。舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』は7月11日(木)~7月21日(日)(全15公演)にシアター1010で上演される。

【写真・文/編集部】

舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』

日程:2024年7月11日(木)~7月21日(日)<全15公演>
※各公演終演後にメンバーによるお見送り会の実施
会場:東京・シアター1010(東京都足立区千住3丁目92 千住ミルディスⅠ番館)
出演:
八木仁愛/早﨑すずき
安納蒼衣/金澤亜美/西森杏弥/柳堀花怜/吉本此那
岩本理瑚/塩釜菜那/杉浦英恋
青木宙帆/秋田莉杏/伊藤ゆず/今井優希/木下藍/工藤唯愛/須永心海/萩原心花/長谷川稀未/宮腰友里亜/持永真奈/八重樫美伊咲/山口結杏
脚本:私オム
演出:村井雄
チケット価格:全席 8,300円(税込/全席指定)
チケット販売:発売中
舞台公式ホームページ: こちら
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