宮田愛萌が「小説現代」で連載した小説『春、出逢い』の書籍化が決定した。
デビュー小説は万葉集からインスピレーションを受けた『きらきらし』、2作目は恋愛短編小説集『あやふやで、不確かな』を刊行。そして3作目『春、出逢い』は高校生たちが短歌を詠んで競い合う「短歌甲子園」をテーマに執筆した青春小説。執筆にあたっては盛岡で開催される「短歌甲子園」を取材し、文芸部で活動する多くの高校生からも話を聞いた。作中には宮田によるオリジナル短歌を約六十首収録。短歌ブームの令和に、小説家として活躍の幅を広げる宮田の新作小説。
書籍の発売を記念して、8月9日(金)19時からブックファースト新宿店、8月24日(土)15時から紀伊國屋書店グランフロント店にてサイン本お渡しイベントが開催される。イベントの詳細は、 ブックファースト新宿店、 紀伊國屋書店グランフロント店各店のホームページにて。
俵万智 コメント
短歌の力は、アイドル歌会で折り紙つき。
愛萌さんだから描けた等身大の青春に、心が弾みます。
・春、出逢い 吉徳紅乃
・きらきら光る 藤田いづみ
・ことばたち 楢崎佑太朗
・想い、つなげて 木虎礼登
・空を見上げる 空井朱那
・いつもの音 八辻緋南葵
部活存続の危機に直面していた東京都立櫓門(やぐらもん)高等学校文芸部。二年生で部長の吉徳紅乃(よしとくくれの)は、先輩の木虎礼登(きとらあやと)と部員集めに奔走していた。顧問の先生の提案から短歌初心者が多い中、八月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに。瑞々しく等身大の言葉で競い合う、作家・宮田愛萌が描く高校生たちの熱き青春譚。
『春、出逢い』
著者名:宮田愛萌
発行:講談社
発売日:2024年8月9日(金)
判型:四六判・248ページ
定価:本体価格 1,870円(税込)
ISBN:978-4-06-536300-3