時代を切り拓いた知られざる“無頼”を描く『室町無頼』の特報映像、場面写真が解禁された。
時は室町、“応仁の乱”前夜の京―――。大飢饉と疫病の連鎖、路上に重なる無数の死骸。そんな混沌の世の中に風の如く現れ、巨大な権力に戦いを挑んだ者たちがいた…。蓮田兵衛、日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男。彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く。己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人である主人公・蓮田兵衛を演じるのは大泉洋。兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に抜擢されたのは、なにわ男子の長尾謙杜。その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、贅沢にふける有力大名・名和好臣には北村一輝、高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子役を松本若菜が演じる。そして300人もの荒くれ者を抱え、幕府から今日の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢に扮するのは堤真一。兵衛とは悪友であり、宿敵ともなっていく。
今回解禁された映像は、両手に刀を持ち、多勢の敵に立ち向かっていく兵衛の両目のドアップから始まる。兵衛を筆頭に敵陣へと戦い猛進する無頼たちのアクションシーンには、並々ならぬ壮大なスケールが感じられる。大泉が「いくつになっても立ち回りのある時代劇にはワクワクする」とコメントする通り、兵衛と道賢が刃を交えるシーンはすさまじい迫力があり、呼吸を忘れてしまうほどの緊迫感がありながらも、2人が次にどんな立ち回りを見せるのか?という期待とワクワク感が押さえられない。
今年2月に実施した製作発表会見では「昨年の夏はずっと稽古していた。稽古初日から素振り100本振った」(大泉)、「台本上ではアクションシーンはあまりなかったのに、現場で戦うことになってしまって…やっても一手か二手かと思ったら全然違った」(堤)と話す通り、劇中で魅せる名優たちの殺陣はさすが超一流!さらに 「映画史上に残るスケールの時代劇になりそうだ」と大泉が話す通り、本作の完成に大きな期待を寄せても裏切られることはないだろう。
映像ラストで、不敵に笑みを浮かべる兵衛。今から563年前の瀕死の日本で彼はいったい何を見てきて、何を見ようとしているのか。兵衛たちはいったいどこへ向かっていくのか…。
特報映像
『室町無頼』は2025年1月17日(金)より公開
監督・脚本:入江悠
出演:大泉洋
長尾謙杜、松本若菜
遠藤雄弥、前野朋哉、阿見201、般若、武田梨奈
水澤紳吾、岩永丞威、吉本実憂、土平ドンペイ、稲荷卓央、芹澤興人
中村蒼、矢島健一、三宅弘城
柄本明、北村一輝
堤真一
配給:東映
©2025『室町無頼』製作委員会