完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』の美術設定画が解禁された。
1972年の連載開始から50年以上の時を経てなお、全く色あせない『ベルサイユのばら』の世界。そしてオスカル達の生き様。その物語が、新たな劇場版となって幕を開ける――。将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。隣国オーストリアから嫁いできた気高く優美な王妃マリー・アントワネット。オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ。容姿端麗で知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。彼らは栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。監督は吉村愛、脚本は金春智子、キャラクターデザインは岡真里子、音楽プロデューサーは澤野弘之、音楽はKOHTA YAMAMOTO、そしてアニメ制作はMAPPAが担当する。
将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェを沢城みゆき、オーストリア出身のフランス王妃マリー・アントワネットを平野綾、オスカルの幼なじみの平民アンドレ・グランディエを豊永利行、容姿端麗なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンを加藤和樹が演じる。
本日7月14日は、フランス革命の発端となった1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃を記念するフランスの<革命記念日>。今回、物語の舞台であり、オスカルやアントワネットが懸命に生き抜いた激動の<フランス革命>を記念して、本作に登場する美術設定画7点が解禁された。
解禁された美術設定画は、マリー・アントワネットが暮らすベルサイユ宮殿、オスカルが家族と暮らすジャルジェ家、さらにフランス革命にとも関係が深いパリの歴史的な場所コンコルド広場、オスカル、マリー・アントワネット、フェルゼンが出会う仮面舞踏会の会場・オペラ座。麗しい時代を象徴する“ときめき”のゴージャスな場所はもちろん、感情を揺さぶる大事なシーンの舞台の一部が公開された。
『犬王』や『ベルセルク』三部作などを手掛けてきた本作の美術監督・中村豪希は、こだわりの美術設定について「当時の貴族社会を華やかに彩った豪華な建物の装飾などは、手数を入れて描き込んで行くことでしか表現できませんので、こだわった点であり併せて苦労した点でもあります」とコメント。「ベルサイユ宮殿は外観、内観含めまして可能な限り資料を調べ、それぞれ個性的な室内の装飾、庭園の雰囲気などを再現しております。パリの街中などは監督のこだわりでもありますが、革命に向かって雰囲気が変わっていく様も表現しております」と注目してほしいポイントを話した。
本作の舞台である18世紀後半の華やかな装飾や繊細なデザインといった建築様式を表現することで、華やかで、繊細で、美しい「ベルばら」の世界観を見事に再現!この美しい世界観とともに、革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いたあの物語がスクリーンに蘇る。
『ベルサイユのばら』は2025年新春に公開
監督:吉村愛
配給:TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ
©池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会