ボートに青春をかけた高校生たちを描く心ふるえる傑作青春小説を劇場アニメ化した『がんばっていきまっしょい』の本予告映像、メインビジュアルが解禁された。
原作は、1995年に「坊っちゃん文学賞」大賞を受賞した傑作青春小説「がんばっていきまっしょい」(敷村良子)。自然豊かな愛媛県松山市を舞台に、ボート部に青春をかけた女子高校生たちの成長や、等身大の心のゆらぎを瑞々しく描く物語は、1998年に田中麗奈主演で実写映画化されロングランヒットを遂げ、2005年にも鈴木杏、錦戸亮主演でドラマ化された。劇場アニメーションとして新たに誕生した本作では、主人公・村上悦子役の雨宮天をはじめ、ボートに青春を捧げる部員たち演じる伊藤美来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美という豪華な声優陣が揃う。監督を櫻木優平、脚本を大知慶一郎、キャラクターデザインを西田亜沙子が担当する。
今回、アイドルグループ“僕が見たかった青空”による主題歌「空色の水しぶき」に乗せて、ボートにかける女子高生たちの青春が美しく映し出される本予告映像が解禁された。自分なんて、特別じゃない――。そんな醒めた言葉をつぶやきながら毎日を過ごす主人公・悦子の姿から始まる予告映像。高校2年生のどこか複雑な気持ちを抱えながら、つまらない毎日を送っていた悦子だが、転校生のリーに誘われたことをきっかけに、幼なじみのヒメや、ダッコ、イモッチという仲間と共に、色鮮やかな青い海にボートを浮かべて一歩を踏み出していく。ボート部として練習に励み始めた5人だが、初めは息を合わせてボートを漕ぐのもままならず、“しんどい”、“勝てない”、と弱音をこぼしながらも、いつしか全員がボートに夢中になっていく姿が描かれる。そして、何をするにも無気力だった悦子もついに、「わたし、もっと上手くなりたい、ボート」と、練習で擦り切れた手のひらを強く握りしめ、強い決意を感じさせる熱い場面も。
3DCGの映像技術によって鮮やかに映し出される海や山が印象的な映像の中で、悦子が頬をぶたれて仲間との衝突や葛藤を予感させる一幕や、一緒に美しい夜空の花火を見上げるシーンなど、高校生らしい青春の瑞々しさと、エモーショナルさが全開。最後は、「何も頑張れないと思ってた。だけど、みんなと一緒なら」という悦子の言葉と共に、煌びやかな水面に力強くオールを漕ぎ入れる5人の姿で締めくくられ、観る人の心にも秘められた情熱を思い出させてくれる映像に仕上がった。
映像では“僕が見たかった青空”が歌う主題歌「空色の水しぶき」の音源も初解禁された。主題歌担当発表時にも大きな話題を呼んだ“僕青”が「オールに感じるよ 自分の可能性」や「空色の水しぶき その眩しさに 勝ちたいと初めて思った」など、まさに主人公たちボート部5人の心情にリンクするような歌詞となっており、ボートに出会ったことで変わっていく悦子たちの映像の背景で、彼女たちの背中を力強く押すような青春ど真ん中の爽やかさを感じさせる応援歌となっている。
本予告映像
また、『がんばっていきまっしょい』新ビジュアルムビチケカード(1,600円(税込))が7月19日(金)10:00に発売開始される(※購入特典はなし)。ムビチケカードは数量限定につき、なくなり次第、販売終了となる。
『がんばっていきまっしょい』は2024年10月25日(金)より全国で公開
監督:櫻木優平
声の出演:雨宮天、伊藤美来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美
江口拓也、竹達彩奈、三森すずこ、内田彩
配給:松竹
©がんばっていきまっしょい製作委員会