社会派青春映画『威風堂々 ~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』の本予告映像が解禁され、併せて完成披露イベントの開催が決定した。
本作は大学生たちが奨学金制度やパパ活問題に直面するリアルを描いたダーク青春カタストロフィー。主人公の大学生・唯野空(池田朱那)とその仲間たちが厳しい現実と向き合う姿を描く。脚本・監督を務めたのは、舞台「文豪とアルケミスト」シリーズ、ミュージカル「ヘタリア」シリーズなど、数々の人気漫画やゲームを原作とした舞台の企画や脚本・演出等を手掛けつつ、近年では「社会派青春ストーリー映画」シリーズ等の数々の【社会問題×エンタメ】をテーマにした作品作りに注力している、なるせゆうせい監督。
今回解禁された予告編は、それぞれのキャラクターたちが未来の不確実性を受け入れながらも、前進する勇気を鼓舞するメッセージを込めた内容に仕上がっている。奨学金制度の現状というテーマから、教育やキャリア、自己探求といったそれぞれの葛藤や成長を描きつつ、多様なキャラクターたちを通じて、現代社会を生きる若者のリアルをたくさんの人に知ってもらい、今の日本について少しでも多くの方々に考えられるようなきっかけになれるようにと想いがこめられている。
主人公・ソラが「いい大学に入って、いい企業に就職、それがステータス」という独白から始まり、国立大学受験に向け黙々と勉強をする姿が映し出される本映像。受験会場では緊張感が漂う中、解答用紙に記入をしていくが、合否会場で受験番号を探すもソラの番号は見当たらず、まさかの不合格…。暗い家族会議で父親・鉄雄に「この先どうするつもりだ」と詰められるソラ…。
シーンは受験勉強中に遡り、“奨学金”を知らなかったソラが「奨学金ってなんですか?」とソラの彼氏・拓人の姉・香織から給付型と貸付型の2つの奨学金制度について説明を受ける。滑り止めで受かった私立大学に奨学金を借りて入学することを決めるソラは「大学卒業後ひたすら返済の日々が続き、返し終えるのは私が40歳近く…」と独白。そして大学のゼミで出会った友達・レイが「(奨学金制度は)大学生の2人に1人は借りている制度だし」とソラに伝え、同じキャンパス内で異色を放つ大学生・水江に「この大学で何を学んで、将来どうしたいのかって誰かに本気でプレゼンしたことある?」と、大学に入ることの本質を問われる。
しかし、マイペースな彼氏・拓人に「大学ってどうしても行かなきゃダメなの?」と翻弄されるソラ。その後、個性豊かなキャラクターたちがかわるがわる登場し、「ゴールなんて見えない だけど 前をむかなきゃいけない」というメッセージが浮かび、ソラの歩き出す後ろ姿で終わる。果たしてソラはどのような選択をして自分の道を進むのか―。
本予告編(60秒ver.)
本予告編(フルver.)
また、本作の完成披露イベントが8月17日(土)にユナイテッド・シネマアクアシティお台場で開催されることが決定した。
日程:2024年8月17日(土)
会場:ユナイテッド・シネマアクアシティお台場
登壇者:池田朱那、吉田凜音、簡秀吉、田淵累生、小野匠、なるせゆうせい監督(予定)
※イベントの詳細やチケット情報は 公式ホームページや公式SNSで後日発表される。
『威風堂々 ~奨学金って言い方やめてもらっていいですか?~』は2024年8月30日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほか全国で順次公開
監督・脚本:なるせゆうせい
出演:池田朱那、吉田凜音、簡秀吉、田淵累生
小野匠、光徳瞬 是近敦之、あまりかなり、高木ひとみ、遠山景織子、近江谷太朗