倉敷美観地区を舞台に地元高校生たちが花火の打ち上げに奔走する映画『蔵のある街』の主演として山時聡真、中島瑠菜の出演が発表された。

山田洋次作品の多くで脚本、助監督を務めてきた平松恵美子監督が、地元である岡山県倉敷市を舞台に、倉敷出身の高橋大輔、MEGUMI、前野朋哉ら豪華出演陣を迎えた映画『蔵のある街』。

今回、山時聡真と中島瑠菜が本作で主演を務めることが発表された。生まれ育った「蔵のある街」に花火を打ち上げるため奔走する主人公の高校生・難波蒼を演じるのは、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』で主人公・眞人役に抜擢されて注目を浴び、最新作『あのコはだぁれ?』(清水崇監督)の公開も控える山時聡真。蒼の幼馴染みで、自閉症スペクトラム障害の兄を持つ女子高生・白神紅子を演じるのは、『松竹JAPAN GP GIRLS CONTEST Supported by BookLive』でグランプリを受賞、山下智彦監督『鬼平犯科帳 血闘』、前田哲監督『九十歳。何がめでたい』等話題作への出演が続く中島瑠菜。19歳の山時と17歳の中島、ネクストブレイク俳優として注目を浴びる2人のフレッシュなコンビが実現した。

本作『蔵のある街』の撮影は7月下旬から8月にかけて全編倉敷市内にて⾏われ、2025年夏にMOVIX倉敷にて先行公開、新宿ピカデリーほか全国で公開を予定している。

山時聡真 コメント

脚本を読んだ時、若い人が与える力、街の人達の団結する力の強さを感じました。
倉敷には以前一度だけ行ったことがありますが、美しい景色と温かい人達が印象的でした。
今回は何を感じられるのか、今からすごく楽しみです。
僕が演じる蒼はごく普通の高校生ですが、誰もが諦めてしまいそうなことにも、果敢に立ち向かっていく青年です。
この映画を通して、舞台である倉敷はもちろん、皆さんの生まれた街や住む街に希望や勇気を与えられるように、全力で挑みたいと思います。

中島瑠菜 コメント

映画『蔵のある街』に、紅子として携わることができると決まった時、とても嬉しかったです。
倉敷の素敵な街並みで素敵な作品を、これから平松監督はじめキャストの皆さん、スタッフの皆さん、街の皆さんと一緒に作りあげていけること、今からとても楽しみです!
台本を読んだ後、なんだかとてもあたたかい気持ちになりました。皆さんにもこの気持ちをお届けできるよう精一杯頑張ります!

『蔵のある街』は2025年夏に公開
脚本・監督:平松恵美子
出演:山時聡真、中島瑠菜、MEGUMI、前野朋哉、高橋大輔、林家正蔵、橋爪功 ほか
© 2022 映画『蔵のある街』制作委員会