HBC北海道放送が制作するドラマ『三笠のキングと、あと数人』のW主演に高杉真宙・柄本時生が決定した。

HBC北海道放送では、「北海盆唄」・北海道遺産「北海盆踊り」発祥の地(※)とされる空知の三笠市を舞台にした連続ドラマ『三笠のキングと、あと数人』(全6話)の制作を今夏から開始する。開局60周年記念の前回のドラマ制作から10年ぶり以上となる今回の作品は、現代社会で生きづらさを抱えた地元出身の若者たちが、盆踊りで巻き起こす騒動とほろ苦い恋物語をベースに、新しい地域のあり方を考え、若者が町と共に成長していく地方と人の創生がテーマのハートフルコメディで、オリジナルストーリー。

※明治時代、三笠市幾春別の炭鉱街で唄われた「べっちょ節」が、昭和に入り「北海炭坑節」になり、さらに現在の全国的にも知られる「北海盆唄」へと変化したと言われています。「三笠北海盆踊り」は無形文化として北海道遺産にも登録されている。毎年8月13日・14日・15日に開催。

主演を務めるのは、現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』では藤原惟規役として時代劇にも挑戦している若手俳優・高杉真宙。東京でアイドルを目指すも夢破れ、故郷の三笠市に帰ってきた優柔不断でデリケートな性格の主人公・健太を演じる。そんな健太の高校の先輩にあたり、“三笠のキング”を名乗るW主演役には柄本時生。高校を中退後、何をやっても上手くいかない人生が続いていたが、あることをきっかけに突然、「市長」になることを決意。その目的遂行のために健太を振り回す、自分勝手な超お騒がせ男を演じる。

監督陣には地方を舞台とした映画やドラマ作りで定評のある門馬直人、榊原有佑、針生悠伺3人を起用。プロデューサー陣を含めてスタッフが何度も三笠市を訪れ、入念に脚本作りを行った。また、本作の制作にあたり、三笠市民とドラマ制作の実行委員会を作り、三笠市役所の全面バックアップのもと、約1か月にわたりドラマ制作に臨む。市内の各所で撮影が行われるだけでなく、完成までの過程に市民が参画することにより、三笠市の魅力をさらに深く掘り下げ、北海道発、全国、世界へ向けたクリエイティブになることが期待される。HBCドラマ『三笠のキングと、あと数人』は2025年春のHBCでの放送を皮切りに、全国放送・配信などの展開を予定。

高杉真宙(健太役)コメント

「三笠のキングと、あと数人」に健太として出演することになりました。
北海道での撮影は何度も経験したことがあるのですが、
三笠市での撮影は初めてなので楽しみにしております。
柄本さんとの共演は2度目ですが、前回の撮影の際にたくさんお話しさせてもらって、
楽しく魅力的な方だったことを覚えています。
今回は役としてもやりとりが多いので全力でぶつかっていけたらと思います。

柄本時生(先輩役)コメント

なかなか破天荒な役をやらせていただきます。
主要メンバーは少ないのですが、豪華なキャストの皆さんがこれから合流して参加されると伺ったので、
その方々との共演を楽しみに頑張っていきたいと思います。

三笠市・西城賢策市長 コメント

ドラマのタイトルが決定し、主演も第一線で活躍されている俳優の方々で、いよいよ撮影も始まることを大変嬉しく思います。このドラマで三笠市の良さがどのように表現され、放送されるのか、今から完成がとても楽しみです。また、市民の皆さんにとってもドラマ撮影に触れることができる素晴らしい機会となり、三笠市としても官民一体となって全力でバックアップして盛り上げていきたいと思います。
このドラマを通して、三笠市の魅力が北海道から、全国へ発信されていくことを期待しています。