『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』の高校生新聞部限定試写会が7月29日（月）に都内で行われ、藤吉夏鈴（櫻坂46）、髙石あかりが登壇した。

本作は、日本大学藝術学部・映画学科在籍中に原案の宮川彰太郎が授業の課題で制作した1つの企画書からスタート。着想した高校3年生の時に世間を賑わせていた悪質タックル問題。母校の不祥事を目の当たりにし、熱量を詰め込んだその企画書を原案に、気鋭のキャスト・スタッフを迎えて製作されした。主人公の私立櫻葉学園高校新聞部・新米記者“トロッ子”こと所結衣役に櫻坂46のメンバーとして活躍しながら女優としても注目を集めている藤吉夏鈴が映画初出演にして初主演に抜擢。共演には髙石あかり、久間田琳加、中井友望など新世代を担う新星が集結した。メガホンをとったのは小林啓一。

東京都・神奈川県・埼玉県の3都県・12校から集まった63人の新聞部の高校生たちが本作を鑑賞した後に行われた今回のイベントには、新米記者“トロッ子”として奮闘する主人公・所結衣役を演じる藤吉夏鈴、新聞部部長・杉原かさね役の髙石あかりが登壇した。

演じた結衣について「すごく素直でまっすぐな女の子。行動や表情の変わり方が愛らしくて、周りにいたらかまってあげたくなるようなキャラクターだったので、演じている間は愛されるキャラクターであれたらいいなと思いながら撮影していました」という藤吉。演じたかさねについて「自分が気になること、好きなこと、信じているものに対するまっすぐさとか探求心があってそこが魅力的」という髙石は、藤吉との共演で「初めてのぎこちない雰囲気も映画に出ていますし、仲良くなっていく段階も藤吉さんだったからこそお互いに歩み寄りながら、探りながらできた」と撮影の日々を振り返った。

また、自身の高校時代について「吹奏楽部の部長をやっていた」という藤吉だが「あまりまとめられた感はなかった」と笑い、「静かで、あまり友達とかいなくて…（笑）違う高校にお友達がいたタイプ」と明かした。「ちゃんとした学生生活を送れていない」という髙石は「（本作は）キラキラして見えましたし、いいなと思いました。厳しくも愛のある先輩と出会えることも私にとっては憧れ。私は自由奔放タイプでしたけど（笑）」と笑った。

もし今新聞に記事を書くとしたらどんな記事を書きたいかを聞かれると、「せっかくなら暴きたいですね」という髙石は「張り込みたいですか？」と藤吉に問いかけると、「張り込みたいです、人間観察をしたい。うまく字に起こせるかは自信がないですけど（笑）」と照れ笑いを浮かべる藤吉。これに髙石は「私はまだまだ藤吉さんのことを知らないのでインタビューさせてください」とアピールし、藤吉は「怖いです（笑）それおもしろいかも…いや、私自信ないです」と笑いを誘った。

“文章で伝える”ということについて聞かれると、自身が所属している桜坂46のブログついて触れた藤吉は「グループの中で更新頻度が低くて。それは文章を書くのがすごい苦手で、ブログを出すまでにメンバーのみんなは一日で書いてその日に出す感じなんですけど、私が苦手過ぎて1週間かかっても完成しない」と明かし、さらに「ブログを書かなくなって2か月は経っていてちょっとやばいので、今それを聞いて宿題やってないじゃないですけどそっちが思い浮かんでしまいました。がんばって書きます」と答え、笑いを誘った。

【写真・文／編集部】

『新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！』は2024年8月9日（金）よりテアトル新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかで公開
監督：小林啓一
出演：藤吉夏鈴（櫻坂46）、髙石あかり、久間田琳加、中井友望、綱啓永
外原寧々、ゆうたろう、筧美和子、石倉三郎（特別出演）／髙嶋政宏
配給：東映ビデオ、SPOTTED PRODUCTIONS
©2024「新米記者トロッ子　私がやらねば誰がやる！」製作委員会