『インサイド・ヘッド2』の初日舞台挨拶が8月1日(木)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、大竹しのぶ(カナシミ役)、多部未華子(シンパイ役)、横溝菜帆(ライリー役)、マヂカルラブリー村上(ハズカシ役)、小清水亜美(ヨロコビ役)、小松由佳(ムカムカ役)、落合弘治(ビビリ役)、浦山迅(イカリ役)、花澤香菜(イイナー役)が登壇した。

イマジネーションあふれるユニークな“もしもの世界”で魅了するピクサーが、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした物語を描き、第88回アカデミー賞®長編アニメーション賞を受賞した感動作『インサイド・ヘッド』の続編『インサイド・ヘッド2』。どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台に、少女ライリーの頭の中で、彼女の幸せを子供の頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たちの前に、ライリーが思春期を迎えたことで、4つの大人の感情、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる―。きっとあなたの人生の宝物になる、大人が泣けるピクサーの新たな名作が誕生する。

共感するという声が寄せられている本作だが「みなさん、自分の物語だと思われているということですか?僕の物語だと思うんですけど。僕のあるあるが詰まってる。みなさんも一緒なんですか?」と笑いを誘う村上は「誰しもが持っている思いでだったり、共感できると思う」と語った。続けて、「村上さんのお話…私のお話かと思ってたのでびっくりしちゃいました」と笑いを誘った多部は「アフレコ中はいっぱいいっぱいで冷静に見られなかったんですけど、自分が経験してきたかのようなお話で。今は大人になりましたけど、ライリーのようにいろんな感情を持って生きているなと。自分のことを見ているかのような映画にできあがっていると思う。一人一人みなさんの心にバシバシ届くのではないかと思っています」と本作の魅力を語った。

大竹は「9人の感情を頭の中にそれぞれ持っているんですけど、すべてヨロコビのために感情があるんだと教えてもらえます。人間は喜ぶために生まれてきたんだ、これからも喜びの人生なんだと素直に思える映画なので、だから最後は泣いちゃうんだと思いました」と語った。演じたライリーと同世代の横溝は「誰もが共感できる映画はたくさんあると思うんですけど、私が今までの人生で見てきた映画の中でこんなにずっと共感しながら見ることができる作品は初めてで。ライリーと同世代の方はもちろん、大人の方も、いままでになったことあるなと思ったり、共感しながら見れる作品です」と思いを語った。

本作から新たに参加した横溝は「ライリーは9つの感情全てになっていくので、感情の起伏を表現するのがすごく難しくて。私も一人で録っていたので寂しかったんですけど、休憩の合間に大竹さんが差し入れしてくださったパンをいただいて、びっくりするくらいおいしくて」と微笑ましいエピソードを披露した。同じく新たに参加した多部は「あらゆる感情のチームワークを引っ掻き回すキャラクターなので、一件“ん?”と思われるかもしれないですけど、なるべく愛らしくチャーミングに見えるキャラクターになったらいいなという思いでアフレコしました」と振り返った。

本作の見どころについては「全部見どころなんです。作ったチームの監督さんやプロデューサーさんと会って、彼らが誇らしげで幸福そうに、『この映画は素晴らしいよね』と言ってる姿が忘れられない」という大竹は「ラストのシーンが大好きです」とコメント。多部は「頭の中の感情はたくさんあって。シンパイもライリーのことを思うがゆえに心配している。全員がライリーのことを思ってというところが、感情たちのすてきなところ。どの感情も失ってはいけない感情で、どの感情も必要。どの感情もいろんな感情を補い合って一人の人間ができていくのが感動するポイント」と語った。最後に大竹は「人生の思い出の一つになるようないい映画です」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『インサイド・ヘッド2』は全国で公開中
監督:ケルシー・マン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.