ABCテレビの2024年10月クールの日10ドラマとして、清原果耶主演『マイダイアリー』の放送が決定した。

「あなたがふと思い返すのは、いつの、どんな人たちですか?」完全オリジナルの本作は、社会人1年目となった主人公が各話、些細なきっかけで過去の大切な思い出を振り返る構成で、大学時代を共に過ごした仲間との何気ない日常とその繫がりをノスタルジックに紡いでいくヒューマンドラマ。描かれるのは、自分と他人との間に見えない距離を感じ、言語化できない悩みを抱える若者たちの等身大の姿。育った環境や性格もバラバラな彼らが偶然出会い、次第に互いを受け入れ合うことで、やがて〈心の居場所〉となっていく様子を情感豊かに写し出す。このドラマを見終わった時、あなたもきっと大切な誰かを思い出すはず…。そんな〈青春時代を経験したすべての人〉へ贈る心温まる物語。

主演を務めるのは、若手実力派として数多くの作品へ出演する清原果耶。2015年の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)で女優デビューを果たすと、2021年には連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)の主演に抜擢。その後も第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめとした数々の賞を受賞するなど、確かな表現力で異彩を放つ演技派。

清原が今作で演じるのは、社会人1年目となった主人公・恩村優希(おのむら・ゆき)。優希が些細なきっかけで大学時代を思い出し…そんな形で物語が進んでいく。優希の大学時代はごく平凡で、家庭教師のアルバイトをしながら大学に通い、仲のいい友人と一緒に講義を受ける…そんな、ありふれた生活でした。母親から「優しい人になりなさい」と育てられてきた優希は、自身もそうありたいと願っていますが、ここのところ恋人とは音信不通。大学生活にも物足りなさを感じていた。

そんな時、桜の木の下で夢中になって数式を書く不思議な青年と出会う。その彼が忘れていったリュックを、優希は拾うことになり…。この偶然をきっかけに、仲間達と過ごす優希の毎日が動き出す。日常の中で感じる言葉にならない感情を、緻密な会話劇と優しい世界観で描いていく本作。少しずつ変化していく若者の心の機微を清原がどのように演じるのかに注目だ。

脚本を手掛けるのは、2020年脚本家デビューの兵藤るり。代表作『わたしの一番最悪なともだち』(NHK)は2023年10月度ギャラクシー賞月間賞を受賞したほか、2021年には坂元裕二による人気作『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)のチェインストーリーや、2022年の『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の脚本協力&Huluオリジナルストーリーを担当するなど、多彩な経験の持ち主です。センスの光るセリフ回しと、若手脚本家ならではの瑞々しい感情描写にも期待が高まる。

清原果耶 コメント

私たちの大切な思い出の数々を、包んでくれるような作品になる予感がしています。
過去を振り返ることを怖がりながらも、記憶のページを丁寧にめくっていくその時間が、
今を生きる私たちの背中を守ってくれていると信じて。
この作品をご覧くださった皆様の”これまで“と"これから“に優しく寄り添えますように。
スタッフ・キャストの皆様とチーム一丸となって、撮影に臨めればと思っております。
続報を楽しみにお待ちください!

兵藤るり(脚本)コメント

人にはそれぞれ、これからの人生を分かち合う仲間との出会いがあると思います。
つらいことがあったとき、行き詰ったとき、『でも大丈夫』と思わせてくれるような仲間との出会い。このドラマはそんな瞬間を丁寧に積み重ねていく物語です。
優しくて、ちょっと不器用な主人公・恩村優希を清原果耶さんという素晴らしい方に演じていただけること、とても嬉しいです。まだ現実と思えないくらい嬉しいです。
清原さんが注いでくださるであろう熱量に負けぬよう、わたしも脚本の一文字一文字に魂を込めました。このドラマを見てくださった方の心に、少しでも優しい時間が流れますように。

『マイダイアリー』は2024年10月より毎週日曜22時15分から放送
※放送終了後、TVerで見逃し配信
出演:清原果耶