累計発行部数700万部を超える大人気傑作漫画を実写映画化した『ブルーピリオド』のファイナルトレーラーが解禁された。

「マンガ大賞」「このマンガがすごい!」など国内外から称賛され、発行部数700万部を超える傑作漫画が待望の実写映画化。周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に全てを賭けて挑んでいく―。好きなことに真剣に向き合う主人公の挑戦に、胸が熱くなる感動の物語。主演には話題作への出演が絶えない眞栄田郷敦を迎えて、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりと実力と人気を兼ね備えたキャスト陣が個性豊かなキャラクターを熱演。『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎が監督を務め、新進気鋭のスタッフと共に情熱の物語を創り上げた。

いよいよ9日(金)に公開を控えた本作のエモさ満載のファイナルトレーラーが解禁された。圧倒的な世界観をストレートに伝える表現力と唯一無二の歌声が絶大な人気を誇るアーティスト・荒巻勇仁が、今最も注目される音楽プロデューサーであり本作の音楽を担当するYaffleと共に書き下ろした劇中歌「憧憬画」も本映像にて解禁された。

『ブルーピリオド』はまわりの空気を読みながら勉強も遊びも要領よくこなし空虚な学校生活を送っていた矢口八虎(眞栄田郷敦)が、ある一枚の絵と出会い、美術の世界に没頭し東京藝術大学合格を目指して奮闘していくという物語。今回解禁されたファイナルトレーラーでは、「不良と優等生、努力家と臆病者」とどっちつかずで生きている実感が持てずにいた八虎が一枚の絵を描いたことで“自分”と向き合い葛藤する姿が映し出される。美術部に入部した八虎は、藝大受験に挑むと決めたものの、目の前に現れたライバル達と比べて「俺はやっぱりただの人なんだな」と天才にはなれないと落ちこむ。それでも「天才と見分けがつかなくなるぐらいまでやるしかない」と絵を描いて、描いて、描き続けて自分の中に眠っていた情熱で自らを奮い立たせる。

さらに、そんな八虎を取り囲む個性的なキャラクターたちもそれぞれの葛藤に立ち向かう。八虎の同級生・ユカちゃん(高橋文哉)は「美しくありたいことが、何が普通じゃないの?」と、自分のアイデンティティを模索する中で様々な思いを抱えて葛藤する。八虎の最大のライバルである世田介(板垣李光人)は、要領が良くて何でも出来そうな八虎に「お前なんて器用で人に合わせるのが上手いだけ、努力と戦略だけだろ」と壁を作るような言葉を放つが、世田介も答えのない絵画の世界で一人もがき続ける。

葛藤する八虎の背中をそっと押してくれるのは学校の美術部の人たち。美術部の先輩・森まる(桜田ひより)の「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎも青くていいんだよ」という言葉に、周りの評価ばかり気にしていた八虎は心動かされていく。そして、藝大受験に迷う八虎に美術部の顧問・佐伯先生(薬師丸ひろ子)は「好きなことに人生の一番大きなウエイトを置く。これって普通のことじゃないでしょうか」と見失っていた大事なことを教えてくれる。何度も自信を失いながらも立ちあがろうとする八虎の姿に、誰もがきっとどこかに自分を見つけること間違いない。

そんな本作に向けて、数々の大ヒットアニメ作品で声優をつとめ俳優としても目覚ましい活躍をする津田健次郎から「透明だった風景が青く輝き出す。同時に背負う問い。我とは?世界とは?気付いてしまった者たちよ、他の生き方は出来なかった者たちよ、もがけ、そして絵筆で世界を切り拓け。アート×青春の熱い物語。」との熱い応援コメントが到着。最後に八虎は、自分だけの色で「最高の絵」を描き上げることはできるのか―。苦しみもがき続けながらも前に進むことをやめない登場人物たちに共感し、見終わった後に少し違った景色が広がる。

ファイナルトレーラー

『ブルーピリオド』は2024年8月9日(金)より全国で公開
監督:萩原健太郎
出演:眞栄田郷敦
高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより
中島セナ、秋谷郁甫、兵頭功海、三浦誠己、やす(ずん)
石田ひかり、江口のりこ
薬師丸ひろ子
配給: ワーナー・ブラザース映画
©山口つばさ/講談社 ©2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会