ボートに青春をかけた高校生たちを描く心ふるえる傑作青春小説を劇場アニメ化した『がんばっていきまっしょい』のWEB限定予告映像「大会編」が解禁された。

原作は、1995年に「坊っちゃん文学賞」大賞を受賞した傑作青春小説「がんばっていきまっしょい」(敷村良子)。自然豊かな愛媛県松山市を舞台に、ボート部に青春をかけた女子高校生たちの成長や、等身大の心のゆらぎを瑞々しく描く物語は、1998年に田中麗奈主演で実写映画化されロングランヒットを遂げ、2005年にも鈴木杏、錦戸亮主演でドラマ化された。劇場アニメーションとして新たに誕生した本作では、主人公・村上悦子役の雨宮天をはじめ、ボートに青春を捧げる部員たち演じる伊藤美来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美という豪華な声優陣が揃う。監督を櫻木優平、脚本を大知慶一郎、キャラクターデザインを西田亜沙子が担当する。

今回、悦子たち三津東高校ボート部の5人が「勝ちたい」という同じ思いのもと、目標に向かって心を一つに切磋琢磨し、大会に挑む様子が映し出されたWEB限定予告映像「大会編」が解禁された。さらに、日本ローイング協会 会長の坂田東一より、絶賛の応援コメントが到着した。

悦子たちの通う三津東高校のモデルとなった愛媛県松山東高等学校の出場も決定している、2024年度全国高等学校総合体育大会(高校総体・インターハイ)のボート(ローイング)競技が8月8日(木)から開催中だ。そんな、日本中が応援ムードの中今回解禁された映像では、大会優勝に向け燃え滾る悦子、リー、ヒメ、ダッコ、イモッチのひたむきな姿が切り取られた、応援せずにはいられない映像となっている。

転校生のリーに、半ば強引に新しく出来たボート部に入る事になった、主人公・悦子。練習中もバラバラなオールの動きに「しんどっ…」と、思わず声を漏らす。一方で、全国大会を目指す競合校・港山高校のエース梅子から「邪魔にならないようにして欲しいかも」と、釘を刺され、彼女達の眼中にすら入っていない事実を突き付けられる。その言葉に闘志をむき出しにするダッコとイモッチの姿や、悦子たちがボートに夢中になっていく様子が映し出される。そして、5人に芽生えた“勝ちたい”という気持ちをキッカケに、バラバラだったオールの動きが揃い始めていく様子も。さらに、梅子の「君らには負けないよ」と、悦子の「勝つよ」という、大会前の2人のセリフから、かつて相手にもされなかった悦子たちが、ライバルにまで成長した様子がうかがえる。

そんな5人のピュアな青春物語に、公益社団法人日本ローイング協会の坂田東一会長からは「バラバラだった4人のオールの動きが、皆の学校生活、日常生活を通じて、お互い励まし合いながら心が一つになって一糸乱れぬ動きになっていく。そして、艇のスピードもどんどん上がる。そんなローイング競技の醍醐味が、美しい映像美とともに表現された映画です」とコメントが寄せられている。

WEB限定予告映像「大会編」

『がんばっていきまっしょい』は2024年10月25日(金)より全国で公開
監督:櫻木優平
声の出演:雨宮天、伊藤美来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美
江口拓也、竹達彩奈、三森すずこ、内田彩
配給:松竹
©がんばっていきまっしょい製作委員会