不登校を題材にした映画『ブルーを笑えるその日まで』のアンコール上映記念として17分間の予告編が解禁された。
本作は、中学3年間不登校を経験した武田かりん監督が、タイムマシーンに乗って過去の自分を助けに行きたいという想いで製作し、不登校、いじめ、中高生の自殺など重い題材を扱いながらも、エンターテイメントに落とし込み、老若男女問わず心に響く青春ファンタジー映画として国内映画祭を席巻した。主題歌には多くの人に勇気を与えてきたRCサクセションの名曲「君が僕を知ってる」が使用されており、忌野清志郎のロックな歌声と内気な中学生2人の青春が共鳴した奇跡のラストシーンは必見との口コミが話題となった。2023年12月にアップリンク吉祥寺で劇場公開を迎えると、連日多くの観客が押しかけ、5度の上映延長、2か月間のロングラン上映となった。その勢いは地方各地でもおとろえることなく総動員人数は3,000人を突破した。
今回、8月9日からのアンコール上映記念として17分間におよぶ予告編が解禁された(8月31日までの限定公開)。武田かりん監督は「10代の死因で1番多いものが自殺だということをご存知ですか? 私が生まれて初めて「死にたい」と口にしたのも、中学1年生の夏休みでした。ひとりぼっちだった当時心の支えになっていたのは、大人になった私がタイムマシーンに乗って助けにきて味方になってくれる・・・そんな空想でした。一度は死を選んだ“あの頃”から10年生きて、やっとわかったこと。それは、世界はとても広く、青空はこんなに美しいこと。そして「生きていればいつかきっと」は本当だったということ。私はそれを君に伝えるために、この映画を作りました。タイムマシーンはないけれど、物語には時空を超えることだってできる魔法があると、私は信じています。この映画はきっと、あの頃夢見たタイムマシーンです」と夏の上映に向け力強くコメント。映画『ブルーを笑えるその日まで』アンコール上映は アップリンク吉祥寺にて8月9日(金)から8月31日(土)まで。
17分予告
『ブルーを笑えるその日まで』
脚本・監督:武田かりん
出演:渡邉心結、角心菜、丸本凛、成宮しずく、佐藤ひなた、夏目志乃、片岡富枝、宮原俐々帆、根本拓洋、鳥谷宏之、土屋いくみ、若林秀敏、松澤可苑、荒澤智也
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