『恋を知らない僕たちは』の初日舞台挨拶が8月23日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、大西流星(なにわ男子)、窪塚愛流、齊藤なぎさ、莉子、猪狩蒼弥(HiHi Jets)、志田彩良、酒井麻衣監督が登壇した。
原作は累計発行部数120万部超え、「虹色デイズ」「アオハル荘へようこそ」の水野美波による超人気少女コミック「恋を知らない僕たちは」(集英社マーガレットコミックス刊)。好きな人が親友と付き合うことになった。好きな人を守るため、嘘をついた。「好き」という気持ちを伝えられなかった。思い悩み、時にはぶつかりながらもそれぞれの“本気の恋”に向き合う6人の高校生たちをリアルに描き出す。予想外の恋の行方に<360度キュンとして共感>する等身大(リアル)ラブストーリーが誕生する。主演はなにわ男子の大西流星。
和気あいあいとして仲の良さをうかがわせるキャスト陣だが、撮影では「学校でのシーンが多くて。一人一人関わり合って、キャラクターが成長していく」と話す大西は「同世代のキャストだからこそ作り上げられた空気感だったり、このメンツだからこそ出せた空気感があると思う」と語った。また、窪塚は「等身大で演じられた」という窪塚は「それぞれのシーンを待っているときに役の話だったり、プライベートの話ができたし、よりみんなのことを知れたからこそ、この芝居ができた」感慨深げな様子で「キャストの方々にもスタッフの方々にもとても恵まれた作品」と感謝の気持ち語った。
そんなキャスト陣について「雰囲気がいい」と話す齊藤は「笑うときは笑うし、私が感情的なシーンのときはみなさんがしゃべりかけずに感情のお手伝いをしてくれていた」と振り返り、「大西さんが座長として明るく引っ張ってくださったので、現場はずっと明るくて楽しかったです。この6人とスタッフさんと監督さんでよかった」と笑顔を見せた。その大西の座長ぶりについて莉子は「撮影中も撮影していないところでも常に回してくれる」というと笑いがこぼれ、猪狩が「おれ座長やから!って」と冗談を交えると大西は「誤解を招く!」と否定し、笑いを誘った。
その撮影現場について、大西は「楽屋も教室なんです。机を丸くしながらご飯を食べたり」といい、猪狩は「先頭というより中心というほうが正しい。そこに向かって一つになれた。向き合ってくれる座長さんだなと大好きになりました」と称賛し、大西は「映画初主演なので構えていた部分があるんですけど、監督が『そこまで座長として背負わなくて大丈夫だよ』と伝えてくださってから、そこまで背負わずに現場の雰囲気もみんなに任せながら気楽な気持ちでお芝居に向き合えました」と振り返った。
その酒井監督は「みなさんプロ意識が強くて、お芝居をしている最中にスマホをいじられないので、スマホをみんなにSNS用のものを支給されていたんです。前半は本当に集中されていたからSNS用の撮っていなくて」と明かし、猪狩は「たしかにビックリするくらい撮ってなかった」といい、大西は「はじめは自分の役と向き合うということを優先したいから。山場を越えてきたらみんなも気持ちに余裕ができてきて」と明かした。さらに猪狩は「おれいっぱい撮ってるのに、みんなが撮ったほうが出来がいいからおれのは(SNSでは)あまり上がってない」と笑いを誘った。
また、そんなキャスト陣について、莉子は「よくスケジュール合ったなというくらい各方面で活躍されている方たちなので、そういう方たちと同じ期間を過ごせるのは刺激をもらえました」と語り、撮影中は「大西さんも福岡と東京を何回も行き来されていたので体力的に大変だったと思う」と明かした。さらに志田は撮影現場では「控室ではワイワイ楽しんでいるんですけど、現場に入るとみんなお芝居の事しか考えていなくて、お芝居のことで話し合う時間が多かった」と役への真摯な向き合い方を明かした。
【写真・文/編集部】
『恋を知らない僕たちは』は全国で公開中
監督:酒井麻衣
出演:大西流星
窪塚愛流、齊藤なぎさ、莉子、猪狩蒼弥、志田彩良
配給:松竹
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