完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』のアンドレ・グランディエの場面写真が公開された。

1972年の連載開始から50年以上の時を経てなお、全く色あせない『ベルサイユのばら』の世界。そしてオスカル達の生き様。その物語が、新たな劇場版となって幕を開ける――。将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。隣国オーストリアから嫁いできた気高く優美な王妃マリー・アントワネット。オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ。容姿端麗で知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。彼らは栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。監督は吉村愛、脚本は金春智子、キャラクターデザインは岡真里子、音楽プロデューサーは澤野弘之、音楽はKOHTA YAMAMOTO、そしてアニメ制作はMAPPAが担当する。

8月26日(月)はアンドレの誕生日、8月29日(木)は1974年に宝塚大劇場で「ベルサイユのばら」が初公演されたことにちなんだ「ベルばらの日」と、お祝いムードの「ベルサイユのばら」。そんな記念すべき日に劇場アニメ『ベルサイユのばら』から、本作のメインキャラクターの一人、アンドレ・グランディエの場面写真が公開された。

アンドレ・グランディエは、由緒ある貴族で将軍家のジャルジェ家に仕え、その末娘でありながら跡取り“息子”として育てられたオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの従者かつ幼なじみ。オスカルとまるで兄弟のように成長していき、オスカルの人生に常に寄り添い、時代に翻弄されながらも運命を美しく生きた一人。そのアンドレの生き様は、オスカルと共に原作ファンから熱狂的な支持を集め、宝塚歌劇では「アンドレとオスカル編」や「アンドレ編」など、長年主役の公演が上演されているなど大人気キャラクターだ。

今回解禁された4点の場面写真には、幼少期から革命期のフランスを懸命に生き抜くアンドレの姿が収められている。母親が亡くなり唯一の肉親の祖母マロングラッセに育てられ、平民でありながらオスカルには幼い頃から友人として対等な関係を求められてきたため、祖母にたしなめられることが多い。そんな幼少期を経て、若くしてフランス近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務めるオスカルを、従者として、良き理解者として支え、フランス革命という激動の時代を懸命に生き抜いていく。

そんな、アンドレの声を演じるのは、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ポップ役や『ユーリ!!! on ICE』勝生勇利役など、多彩な演技力が光る話題作に出演している人気声優・豊永利行。出演にあたり豊永は、「まさか、僕が歴史ある伝説の作品である『ベルサイユのばら』に…。しかもアンドレを演じさせていただく日が来るとは思っていませんでした。いつの世も愛される作品に関わることができて本当に幸せです。」と感無量のコメント。さらに、声優のみならず俳優・歌手としても大活躍中の豊永は「歌も歌わせていただいております。原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております…。現代の映像で、耽美で聡明で儚いベルばらが描かれます。」と語り、豊永が演じるアンドレにますます期待が高まる。

『ベルサイユのばら』は2025年新春に公開
監督:吉村愛
配給:TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ
©池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会