酒井麻衣が監督・脚本、伊藤万理華が主演を務める映画『チャチャ』のメイキング写真が解禁された。

本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの第4弾公開作品。監督を務めるのは、「美しい彼」シリーズで多くのファンの心をつかみ、今もっとも注目を集めるクリエイター・酒井麻衣。本作は酒井にとって7年ぶりの完全オリジナルストーリー。主演を務めるのは、実力派俳優として幅広いフィールドで唯一無二の存在感を発揮している伊藤万理華。デザイン事務所で働くイラストレーターの主人公・チャチャ。自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、人目は気にせず、好きなように生きるをモットーに過ごす日々。そんなチャチャが屋上で偶然出逢った、謎めいた青年・樂に興味を持ち…。

本作で監督を務めるのは、ドラマ「美しい彼」シリーズ、『劇場版 美しい彼~eternal~』(2023)で多くのファンの心をつかみ、『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(2023)でピュアなラブストーリーに挑戦するなど、今もっとも注目を集めるクリエイター・酒井麻衣。8月23日(金)には、映画『恋を知らない僕たちは』が公開された酒井監督にとって映画『チャチャ』は『はらはらなのか。』(2017)以来7年ぶりの完全オリジナルストーリーによる長編映画。ラブストーリーのようで、コメディでもあり、サイコホラーの様相も見せる…観る者を惹きよせながらも突き放す変化球で、酒井監督ならではの美意識を集約させたジャンルレスな一作となっている。

本作のプロデューサーである加藤優は「本作は(not)HEROINE moviesという、メ~テレとダブが手掛ける映画レーベルの第4弾という位置づけにある。一つ一つの作品は独立しており、それぞれの監督が独自の視点で器用に生ききれない女性を描くという企画だ。原作ものかオリジナルかという縛りはなく、個別にどのように進めていくかを話し合って決めていく。酒井さんへはその突き抜けた世界観を活かす作品を、とプロデューサー部で話し合い、オリジナルの打診をした」と企画の成り立ちを話している。

また、「酒井作品の魅力のひとつには「こんな世界を見てみたかった」と思わせるような映像の作り込み、美しさがある。本作でも、色彩あふれる美術やロケ地、カラフルな衣裳とヘアメイク、シーンによってガラッと変わる画面の色味、光をとらえた映像などでその独自の感性が存分に発揮された。」と酒井監督の魅力について語った。
今回参加しているスタッフには『美しい彼』シリーズなど過去の酒井作品へ参加された“酒井組ベテラン”が集結し、監督の頭の中にある世界を実現するべく各部署が心血を注いで、唯一無二の映像表現が作られていったという。

主演の伊藤も「監督と素直に話しながら、私の表情や声色、芝居の癖を徹底的に直していただきました。これまで参加してきた作品の中で確立してきたと思っていたものを全て壊して演じたと思います。私にとってもすごく必要な体験でした」と撮影を振り返った。

解禁されたメイキング写真からも酒井自身が役者とも真剣に向き合い、全員で映画『チャチャ』の世界観を作り上げていった様子がうかがえる。酒井監督は「本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました。伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ」とコメントを寄せている。

『チャチャ』は2024年10月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開
監督・脚本:酒井麻衣
出演:伊藤万理華/中川大志
藤間爽子、塩野瑛久、ステファニー・アリアン、落合モトキ、藤井隆
配給:メ~テレ、カルチュア・パブリッシャーズ 配給協力:ラビットハウス
©2024「チャチャ」製作委員会