10月28日(月)~11月6日(水)に開催される第37回東京国際映画祭にて、Nippon Cinema Now部門 入江悠監督特集が決定した。
この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映するNippon Cinema Now部門では、2009年の自主制作による『SR サイタマノラッパー』が大きな話題を呼び、以降ジャンルの垣根を越えた形で振り幅の大きい野心作を次々と撮り続けており、今年公開の『あんのこと』も話題となった入江悠監督を特集する。
上映作品(5本)
『SR サイタマノラッパー』(2009)
『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(2010)
『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(2012)
『太陽』(2016)
『あんのこと』(2024)
※いずれも英語字幕付き上映
入江悠監督 コメント
あっちにいきこっちにいき、右往左往しながら、映画を作ってきました。
特集上映をしていただけるとのこと、身に余る光栄です。
これまで一緒に映画を作ってくれたスタッフ・俳優の皆さんと、観客の皆さんに感謝します。
東京国際映画祭プログラミング・ディレクター市山尚三 コメント)
入江悠監督はインディペンデント映画とメジャー製作の大作を行き来しつつ、常に刺激的な作品を発表し、日本映画の未来を担う監督の一人とみなされています。これまでの経歴の一つの区切りともいえる傑作『あんのこと』(24)が公開されたことを機会に、入江監督のこれまでの功績を振り返るとともに、来るべき海外での評価のきっかけになれば、という思いでこの特集を企画しました。
第37回東京国際映画祭は2024年10月28日(月)~11月6日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催