『赤羽骨子のボディガード』の舞台挨拶が9月1日(日)に新宿ピカデリーで行われ、出口夏希、髙橋ひかるが登壇した。

週刊少年マガジンで絶賛連載中の、丹月正光によるコミックス『赤羽骨子のボディガード』(講談社)。2022年9月から連載開始され、その斬新で刺激的なストーリーで連載2年で現在までに8巻が刊行されている人気原作が初の映像化。とある事情から、100億円の懸賞金をかけられた赤羽骨子。大好きな彼女のためにボディガードとなった威吹荒邦に与えられたミッションは…彼女にバレることなく守ること。そしてまさかのクラスメイト全員がボディガードだった。果たして、そのミッションを無事にクリアすることはできるのか?主人公・威吹荒邦には、映画『ハニーレモンソーダ』以来3年ぶりの単独主演となるSnow Manのラウール。金髪&白い制服姿のヤンキー不良高校生を熱演。撮影1か月ほど前からアクション練習を重ね、ボディガード役に挑んだ。監督は石川淳一。コメディや緻密な人間ドラマに定評のある監督と豪華スタッフ陣がラウールと初タッグを組む。

出演者やスタッフを日替わりゲストに迎え、公開翌週から毎週開催された「赤羽骨子MONTH」もいよいよ最終回。公開から約1か月が経ったこの日に登壇したのは、100億円の懸賞金をかけられたヒロイン・赤羽骨子を演じた出口夏希と、骨子の親友で空手家の棘屋寧役・髙橋ひかる。会場にはすでに30回以上映画を観たというリピーターもおり、改めて今の気持ちを問われた出口は「たくさんの方が観てくださって嬉しいです。私の姪っ子も2回観てくれたそうです。公開から一か月ということで、本当にあっという間でした」と、身の回りでも反響があったといい、髙橋は「今回初めてアクションに挑戦したので、観た方からアクションに関するリアクションがあるのが嬉しいですね。あと、黒帯を持っている澄彦役の奥平大兼さんから、『空手決まってた』と言われたのが嬉しかったです。昔から強くてかっこいい女性に憧れていたので、これからもかっこいい役をたくさん演じたいと思っています」と密かな野望を明かすと、出口も「かっこよかった!頼もしかったし、きゅんってきちゃった」と、髙橋のアクションを絶賛した。

骨子と寧はダンス部に所属しているという設定から、劇中のクライマックスとなるダンス大会が、重要なシーンとして描かれる。その縁から、髙橋はこの舞台挨拶の前に「第17回日本高校ダンス部選手権」の決勝大会にサプライズ出演してきたという。現役の高校生たちの熱いパフォーマンスを前に、髙橋は「本当に皆さんかっこよくて、人間の表現力ってここまで増幅できるんだなって、感動しました」と興奮した様子で感想をコメント。撮影中のダンス練習について話が及ぶ中、「私たちも劇中でダンスをすることができて良かったと思っているんですけど、ちょっと引っかかっていることがあって…」と切り出した髙橋。

すると出口は「私はダンスが苦手だったんですけど、4か月間練習して、本番では1曲分フルで踊ったのに、完成した映画を試写で観たら、あれ!?サビがない!ってなって(笑)」と、一生懸命踊ったダンスの大部分がカットされていたと暴露。髙橋も「骨子のソロもかっこいいシーンが本当はあったんですよ。もうちょっとダンスが見たかったですよね」としょんぼり。そんな思いを受け、2人とダンス部のメンバーが一生懸命練習したというダンスのフル動画が、イベントの翌日、9月2日より公式SNSで解禁することに。本編と併せてそちらも楽しみにしていただきたい。

イベントでは、事前に公式SNSで募集した質問に2人が回答するコーナーを実施。映画の中で一番笑ったシーンについて聞かれると出口は「海代役の芝大輔(モグライダー)さんは、詐欺師ということでいい感じのフィルターがかかり、唇とかもぷるぷるになっていて、あのシーンは爆笑しました(笑)」、髙橋は「私は、変装家の千坂(坂口涼太郎)が骨子に変装して登場したシーンが大好きです。驚いたし、一番笑えたシーンでした」と回答。

共演してお互いに驚いたギャップについては「(髙橋は)あまり喋らないイメージだったけど、思ったよりテンションが高くて嬉しかった!」と出口、髙橋は「私は、夏希ちゃんがセブンティーンのモデルの頃から好きで、いつかご一緒したいと思っていたんです。実際にお会いしたら予想通りきれいな方だったんですけど、意外と男前。このビジュアルから想像できないサバサバした行動だったり、姉御肌でもあって頼もしかったです」と明かした。

また、まだ誰にも話していない骨子と寧のエピソードとして、髙橋が「ダンス練習の待機中、一つの椅子に2人で半分ずつ座っているところをマネージャーさんが写真に撮ってくれて、その様子がかわいかったなっていうのはありますね。ずっと一緒にダンスの練習してきたので、気持ちが一つになっていましたよね」と明かすと、出口は「ダンス大会の後、ダンスの先生が、チョコで出来た金メダルを皆に配ってくれたのを覚えています」とコメント。

そのダンスシーンで難しかったところや楽しかった振付については、「(せーので)サビ!」と口をそろえる出口と髙橋。出口は「本編では映ってないんですけど(笑)動きがとても速いんです」、髙橋は「あれは本当に難しかったですね」と振り返った。

最後に髙橋は「本作はすごく爽快感があって、家族や友達の有難みや尊さを感じられる作品。寧が骨子を守る姿をぜひ見てください」、出口は「こんなにもたくさんの方が映画を観て応援してくれて、撮影を頑張ってよかったなと思っています。夏らしい作品ですが、秋になっても骨子をいっぱい楽しんで」とメッセージを送った。

【提供写真、オフィシャルレポート】

『赤羽骨子のボディガード』は全国で公開中
監督:石川淳一
主演:ラウール、出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかる、遠藤憲一、土屋太鳳 ほか
配給:松竹
©丹月正光/講談社 ©2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会