『あの人が消えた』の完成披露上映会が9月4日(水)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高橋文哉、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、染谷将太、田中圭、水野格監督が登壇した。

2023年に放送されたドラマ『ブラッシュアップライフ』で注目のクリエイター水野格が、完全オリジナル脚本で挑んだ“先読み不可能”ミステリー・エンタテインメントである本作。舞台は、「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンション。配達員の青年・丸子は毎日のようにマンションに出入りするなかで、怪しげな住人の“秘密”を偶然知ってしまう。その日を境に、彼は思いも寄らない大事件へと巻き込まれていく―。主人公・丸子を演じるのは高橋文哉。丸子の職場の先輩・荒川を演じるのは田中圭。2人が挑む謎めいたマンションの住人には、北香那、染谷将太、坂井真紀、袴田吉彦。そして警視庁の捜査官を菊地凛子が演じるなど、多彩な俳優陣たちが集結した。

イベントでは、本作の見どころを“ネタバレギリギリ”で披露することに。“ネタバレ”するとブザーが鳴り、NGが出るというトークを展開した。初めに「沈黙の10秒」と書いた染谷だが、「とあるシーンで沈黙の10秒が訪れるんです。そこから…」と話し始めるとすぐにブザーがなり、染谷は「何も言ってない」と早くもトークを打ち切られ、笑いを誘った。「発音」と書いた坂井は「ある人の発音を聞き逃さずにご覧ください」と意味深な発言を披露。続けて「ネコ」と書いた北は「ネコをちゃんと見てください」とアピール。

また、「エンドロール。席を立てません。エンドロールまで含めて一つの作品になっているので最後まで楽しみにしてほしい」と話す田中だが「一つだけ納得していないことがあって。エンドロールで絶対いじられているんです」という田中は「みんなかっこいいエンドロールになってるのに」と必死にアピールするもののブザーがなり、田中は「感情がどうにかなっちゃうと思います」と語った。

「ハリウッド!」と書いた髙橋に困惑気味の登壇者たち。髙橋が「シークレットな方とかもありますし、丸子の物語の中に…」と言葉を選びながら明かしつつ「ハリウッド級のヒットも狙いながら」と語った。

また、田中は「僕らも台本を読んでワクワクしたし、みんなで一生懸命作っている時もワクワクしたし、完成を見てワクワクして。見ていくたびに気持ちよく裏切られるすてきな映画です」、高橋は「現場でスタッフのみなさんとキャストのみなさんが一生懸命それぞれが考えながら必死に頑張っていたなと。初めてこの映画を見た時に、ここまできれいに一つになるんだなと。素直に楽しんでいただいて、好きなだけ先読みしてください、絶対に読めないので。それくらい胸を張ってお届けできる映画ができました」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『あの人が消えた』は2024年9月20日(金)より全国で公開
監督・脚本:水野格
出演:高橋文哉、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、菊地凛子、染谷将太/田中圭
配給:TOHO NEXT
©2024「あの人が消えた」製作委員会