綾瀬はるか主演×森井勇佑監督『ルート29』の予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。

『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1か月間旅をし、脚本を完成。その独創的なストーリーは、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく感動のロードムービーだ。ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾った大沢一菜。

今回解禁されたポスタービジュアルに使われた写真は、緑深き森の中で、トンボとハルが違う方向を見つめがらも寄り添い合う1枚。「大丈夫。きっとふたりなら。」というキャッチコピーは、“2人のロードムービー感”を強調するとともに、『こちらあみ子』のラスト、一人になったあみ子が発する「大丈夫じゃ」の“その続き”、アンサー的な展開をも想起させる。併せて解禁された予告編は、トンボとハルの出会いに始まり、国道をひた走るオンボロ車、湖でのカヌー漕ぎなど、楽しいひと夏の冒険モノという雰囲気から一転、後半は2人の心の葛藤が混じり合い、何かが起きそうな気配が……。トンボとハルのひと夏の旅、その楽しさと切なさが凝縮した予告編となっている。

予告編

主題歌「Mirror」と本編音楽を手がけたのはBialystocks。2019年にVo甫木元空の監督作『はだかのゆめ』に魅了された森井監督たっての希望により、今回のコラボが実現した。なお、主題歌「Mirror」は、10月2日に発売されるアルバム「Songs for the Cryptids」に収録される。10月からはアルバムの発売を記念し、全国7箇所を回る自身最大規模のライブハウスツアーが開催される。

Bialystocks コメント

ハルとトンボ、本来出会うはずのなかった⼆⼈が歩む旅の邪魔にならないように‥‥。
⼆⼈の歩幅のように付かず離れず、森井監督と共にハルとトンボを⾳楽を通して⾒守り続ける作業はとても楽しかったです。
是⾮劇場に遊びにきてください。

森井勇佑(監督)コメント

映画『はだかのゆめ』を観て、⾳楽はBialystocksにお願いしたいと秘かに思っていたところ、ある⽇偶然、映画館で甫⽊元空さんと遭遇したのでし
た。これは運命だと感じ、初対⾯でしたがその場で思い切ってオファーしました。
今回お⼆⼈に作ってもらった⾳楽はとにかく⾃由で、はじめて聴いたとき圧倒されました。楽しみにしていてください。きっと皆さんも驚かれると思います。

Bialystocks

さらに、場面写真9点が解禁された。鳥取砂丘や緑深き森、神秘的な湖といった日本の原風景と、外国の絵本を彷彿させる映像世界が融合した、見たこともないロードムービーの全貌が徐々に明らかに―。

『ルート29』は2024年11月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督・脚本:森井勇佑
出演:綾瀬はるか、大沢一菜
伊佐山ひろ子、高良健吾、原田琥之佑、大西力、松浦伸也/河井青葉、渡辺美佐子/市川実日子
配給:東京テアトル リトルモア
©2024「ルート29」製作委員会