『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』の初日舞台挨拶が9月13日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架が登壇した。

本作は、2023年12月から今年3月まで行われたMrs. GREEN APPLEのライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』を映画化。「ケセラセラ」「ダンスホール」など、Mrs. GREEN APPLEの大ヒットナンバーで綴られる初の音楽劇となる本作は、本格的な音楽劇としての表現方法が取り入れられ、全演奏曲が新たにアレンジし直された。また、ライブ映像に加えて、新たに撮影したシーンも映画用に編集。ツアーに参加した人も、参加できなかった人も、どこでみても特等席といえるスクリーン内で、Mrs. GREEN APPLEが放つ圧倒的な音楽と共に、情感豊かで美しい異世界に没入することが出来る映像作品となっている。

映画の初日公開を迎えて、「不思議な気持ちですね、初めての体験なので、映画の初日を迎えるというのは。ドキドキしています」という大森。若井は「すごいいい舞台だなと思いながら(ツアーを)周っていたのでin Cinemaで届けられるのはうれしい」、藤澤は「ライブとも言い難いし、形容し難いツアーを周っていて自分たちでも実感があったので、映画で届けられるのがとてもうれしいですし、とてもドキドキ、ワクワク、ソワソワしています」と挨拶した。

映画化については「応募数を聞いたときにありがたいことに信じられないくらい応募がきたということで。でもFCツアーだからなかなか多くの人に見せられる機会がないなと思った時に映画化という話が出てきて」と明かした。

映画化するにあたって追加撮影も行われたという本作だが「自然なので僕らも見た時にどこからどこまでか追撮か分からない」と話す大森は「ライブでやるのと映像として見るのはアプローチの方向が違うので、お芝居の雰囲気も変わるだろうなと難しかった」と語り、さらに「みんな髪色が違った時期だから追撮の部分はみんなウィッグなんです。ちょっとおもしろいポイント」と明かした。藤澤は「ここからこれ見れるんだという、映像だからこその没入感があります」と映画のポイントを挙げ、若井は「細かいところまで見れる。何回でも見れる」といい、大森も「何回も見ないと分からないかもと思いました」と共感していた。

また、今年1月には大森が突発性難聴と診断されたことが発表されたが、「『これ公演どうなる、飛ばすかな』とドキドキしていたんですけど、ありがたいことに無事完走できて。完走し終えた時はみんなで涙ぐみました」と振り返った。

イベントでは、9月14日に28歳の誕生日を迎える大森にバースデーサプライズとして、観客から「おめでとう!」の声とともにケーキが登場。「え、すごーい!」と驚く大森は「うれしいです、ありがとうございます。サプライズって恥ずかしいですね」とよろこんだ。

大森は「27歳は5か月連続リリースがあったり、レコード大賞だったり、紅白歌合戦だったり、濃密な時間を過ごさせていただいて、初めての事尽くしでした。28歳は地に足をつけて、いい意味で余裕を持った大人になりたいと思っています」と語り、さらに「まず体がすごく硬いので、ストレッチを毎日するというのを抱負としてよろしいでしょうか」とコメントし、会場は拍手に包まれた。

最後に藤澤は「今までのミセスにはない一面だったり、音楽の表現だったり、たくさん散りばめられていますので楽しんでいただきたいです」、若井は「普段の僕らでは見られない表情や表現をしているので、シネマで楽しんでいただけたら」、大森は「僕たちにとって初の映画化。こういう表現をしてみたいという一言からこういう規模になって多くの方に届けることができて幸せです。知っている楽曲も知らない楽曲もあるかと思うんですけど、いろんな側面で楽しんでいただけたら」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge ㏌ CINEMA』は2024年9月13日(金)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開
© 2024 “Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA” Film Partners

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