大きな壁にぶつかり悩む高校生の少女たちがカーリングを通して未来に踏み出す姿を描く映画『カーリングの神様』の本編映像が解禁された。

主人公は地元の女子高生たち。 閉鎖の危機が迫る御代田町のカーリング場を舞台に、国際大会のエキシビションマッチの出場権をかけて奮闘する。小学生当時の大会で優勝したチームの再結成を目論むが、エースはすでにライバルとなる軽井沢のエリートチームに移籍。さらにエキシビションマッチの出場権がかかった予選会ではそのかつてのチームメイトが所属するエリートチームと戦うことに。その姿を通して、地域との連帯や友情をはぐくみ成長する姿を描くスポーツ青春映画。チームのエースとなる“スキップ”のポジションを担う主演には本田望結。本田と高校生カーリングチームを結成するのは“リード”の泉智奈津、“セカンド”の白倉碧空、そしてバイススキップとも呼ばれる“サード”を長澤樹が務める。また、川口ゆりながライバルチームへ移籍した幼馴染を演じる。

カーリングのプロ選手から1か月間、猛特訓を受けた上で撮影に臨んだキャストたち。試合も含めて、カーリングのシーンはすべて吹き替えなしでキャスト自身が演じているのが本作の見どころのひとつだが、今回解禁されたシーンは、まさに女優同士の演技のぶつかり合いともいうべき、白熱の試合シーンに勝るとも劣らない観る者をドキドキさせる熱演が光る。

このシーンは99分の本編の序盤。物語はここから一気に加速。カーリング国際大会のエキシビジョンマッチ出場をかけた試合が展開される終盤に向かって、香澄(本田望結)や優芽(泉智奈津)、沙帆(白倉碧空)らの個性豊かな仲良しチーム・みよステラと、舞(川口ゆりな)がエースとして活躍する剛腕チーム・軽井沢ECとのライバル関係は、一層ヒートアップしていく。

みよステラを復活させる決意を固めた香澄は、チーム解散後にカーリングから遠ざかっていた元メンバーの優芽と沙帆に声を掛ける。沙帆の提案で、今は軽井沢の強豪チームで活躍する舞の元へと向かう。だが、気の強い優芽が勝気な舞を挑発。売り言葉に買い言葉で2人は口論に。沙帆が「エキシビジョンマッチに出たいから舞の力を借りたい」と協力を懇願するが、「大会の目玉チームとして出場オファーされているから無理」と舞に一蹴されてしまう。沙帆は「舞が無理なら、出場を諦めるしか…」と弱気になるが、怒りが収まらない優芽は「出るわ!舞をぶっ倒さないと気が済まない!」と出場を宣言。すると、ずっと静観していた香澄も「私も出たい。出ようよ!」と再び前を向き、物語は熱い展開へと進んでいく。

本編映像

『カーリングの神様』は2024年11月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開
監督:本木克英
出演:本田望結
長澤樹、泉智奈津、白倉碧空/川口ゆりな
秋山ゆずき、山崎竜太郎、内浦純一
柄本明、六角精児、田中麗奈、高島礼子
配給:ラビットハウス
©2024『カーリングの神様』製作委員会