理想を追求する夫は妻をアンドロイドにし、何度もリセットしてやり直しを図る―Amazon Original映画『不都合な記憶』の伊藤英明×新木優子の特別対談映像が解禁された。
本作は、数々の映画やドラマ、舞台などで活躍する俳優・伊藤英明が主演を務め、俳優やモデルとして幅広く活躍中の新木優子をヒロインに迎え、日本アカデミー賞最多8冠を獲得した『ある男』の石川慶が監督と脚本を務めるサイコパスサスペンス・ロマンス映画。舞台は西暦2200年。科学技術が発展し人類の宇宙移住が進んだ近未来。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らすナオキとマユミは、一見誰もが憧れる完璧な夫婦。しかし歪んだ愛情を持つ夫のナオキは、自分を愛してくれていた頃の妻を求め、何度も妻をアンドロイドにして作り変えていたー。「また俺のことを好きになってくれるって、信じてたから…」と優しく妻を抱きしめるナオキ。しかし何度も妻を作り変えるうちにナオキは「あれはマユミなんかじゃない」と言い放ち、妻への愛がだんだんと狂気に変わっていく。妻を愛するあまり完璧な妻を求めるナオキの行動はエスカレートし、マユミも夫への復讐を企てる。果たして2人には一体どんな未来が待ち受けているのか?科学技術が進歩した近い未来 の“愛の形”を描くサイコパスサスペンス・ロマンス作品が完成した。
今回、本作で初共演となった主演・伊藤英明と新木優子が撮影裏側や印象的なエピソードを語り合う特別対談映像が解禁された。本作はタイで2か月に及ぶ撮影を敢行。映像では、伊藤が「“人間のリアルな感情”を描くことへの監督のこだわりを感じた」と語る。本編撮影中、台本にセリフのない喧嘩のシーンをアドリブで撮ることになったそうで、伊藤は「セリフのない喧嘩のシーンは優子さんの表情が凄くコロコロ変わって、いきなりブワーって泣いたり、感情の起伏が本当に凄かった」と、マユミ役の新木の体当たりの演技に圧倒されたことを振り返った。
新木も「あれは伊藤さんに引き出していただきました」とコメントする一方、伊藤は「そんなことなくて、結構バイオレンスなシーンだったから、普段も俺こうなんだって思われたらどうしようと思って(笑)。でも優子さんがそれに反応してくれて。だからお芝居なのか、リアルなのか分かんない」と明かす。新木は「私も何なのか分からないというか、マユミの気持ちを演じてはいるけど、どこか自分自身の感情も引き出される部分もあって。お芝居をしているんだけどしてないみたいな、本当に今までに感じたことのない感覚でした」と語り、2人が役に没入して演じたことが語られている。
また、ナオキが妻のマユミに“完璧”を求め、何度も過去のアンドロイドとして作り変えるという狂気的な行動を繰り返す理由についても現場で話し合っていたという2人。「なぜマユミを完璧にしたいのか?」という物語の重要な核となる部分について、伊藤は「誰もが持っている執着心なんだよね」とナオキの行動には時代を超えた普遍的なテーマであることを明かす。新木も「奥底に蓋をしている感情だけど、見せられる人もいる。私はそれを伊藤さんには見せながらタイで2カ月の撮影ができた。完璧じゃない所もさらけ出せる環境だったから、完璧を追い求めてくるナオキに対して“不信感”とか“嫌悪感”をちゃんと抱きながらいれました」と、共演した伊藤に対する絶大な信頼があったからこそマユミを演じきれたことを明かした。
さらに映像ではナオキとマユミが夫婦生活を送る宇宙に浮かぶ高級レジデンスの撮影が行われたセットを案内する新木の姿も映し出される。監督が宇宙での2人の生活が垣間見えるよう世界観を構築したと語るほど、細部までこだわり抜いて作りこまれたセットは、新木が人生最大と語るほど大規模であり日本映画の枠を超えたスケールの大きさを予感させる。
近い未来の“愛の形”を描くサイコパスサスペンス・ロマンスドラマの配信を目前に控え伊藤は「壮大な宇宙という舞台で、人間の複雑に絡み合った感情が表現された作品だと思います。是非ご家庭でリラックスしてご覧になってほしいなと思います」とメッセージを送り、新木も「同じ人でも変わってしまう可能性があるし、一歩間違えてしまう可能性がある。年を重ねるごとに観たら印象が変わると思いますので、長く愛される作品になってほしいです」と本作を世界に向けて送りだすことへの熱い想いを明かしている。
特別対談映像
Amazon Original『不都合な記憶』は2024年9月27日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信
監督:石川慶
出演:伊藤英明、新木優子、水間ロン、ジアッブ=ララナー、コーントラニン
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