丸山隆平主演のヒューマンサスペンス映画『金子差入店』の主題歌がSUPER BEAVERの書き下ろし楽曲「まなざし」に決定した。

「差入屋」という仕事がある―。刑務所や拘置所に収容された人への差入には、厳しい審査や検閲がある。差入と聞いて、私たちが頭に思い浮かべる物のほとんどは許可されないだろう。そこで登場するのがルールを熟知した差入屋だ。また、様々な事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある。そんな差入店を営む家族の絆を描く映画が誕生した。差入店の店主を務める主人公・金子には、『泥棒役者』以来8年ぶりの主役を演じる丸山隆平。金子の妻の美和子には真木よう子。2人の息子の和真には三浦綺羅。3人と一緒に暮らす金子の叔父の星田には寺尾聰。監督は、本作で長編初監督を務め、新たな才能でオリジナル脚本も自ら手掛けている古川豪。

今回、本作の主題歌がSUPER BEAVERの書き下ろし楽曲「まなざし」に決定した。SUPER BEAVERの起用理由を古川監督は「“やらない理由がない”と言ってくださったんです。今作は丸山さん始め俳優陣、スタッフ、ほぼ全ての方々が、この業界で私と苦楽を共にしてきてくれた人々の縁で構成されています。SUPER BEAVERさんもまた実写映画『東京リベンジャーズ』シリーズを通じての縁がありました」と語り、本作の豪華キャストの1人、北村匠海に続き、古川監督が助監督を務めた『東京リベンジャーズ』シリーズを通じての縁であることを明かした。

続けて、「出来上がった楽曲もまた、どんな言葉すらもが希薄になるほどに感動的でした。『金子差入店』は、主題歌まで体感していただいて初めて一つの作品になります。どうぞ心ゆくまでご堪能下さい」と、溢れんばかりの喜びとSUPER BEAVERに対するリスペクトが込められたコメントを寄せた。

SUPER BEAVER(柳沢亮太)は「まなざしを「どこ」に「どう」向けるのか、「誰」が「誰」に向けるのか、「なぜ」「そこ」に向けるのか。見たくないもの、見せたくないものが蔓延る今日だとしても、見せてあげたい美しさもまた、確かに存在する。それを継ないでいくために、人を想い、未来を想い、人から手渡された気付きを抱きしめながら描かれた作品なのだろうと思います。この作品に携わらせて頂いたことをとても光栄に思います。」と綴り、作品を通して感じたこと、それ受けて生み出された楽曲「まなざし」に対する想い、そして、古川の監督作品に参加できることの喜びを語った。縁から生まれたという今回の起用。『金子差入店』のために書き下ろされた楽曲「まなざし」は、家族の絆を描いた感涙ヒューマンサスペンスである本作にさらなる感動をもたらすことが期待される。

SUPER BEAVER(柳沢亮太)コメント

『金子差入店』が描いた最後の最後のシーンは、この世界の一つの真理を表しているように感じました。
まなざしを「どこ」に「どう」向けるのか、「誰」が「誰」に向けるのか、「なぜ」「そこ」に向けるのか。
見たくないもの、見せたくないものが蔓延る今日だとしても、見せてあげたい美しさもまた、確かに存在する。
それを継ないでいくために、人を想い、未来を想い、人から手渡された気付きを抱きしめながら描かれた作品なのだろうと思います。
この作品に携わらせて頂いたことをとても光栄に思います。
古川監督、ならびにキャストの皆様、スタッフの皆様、完成おめでとうございます。

『金子差入店』は2025年に全国で公開
監督・脚本:古川豪
出演:丸山隆平
 真木よう子/三浦綺羅、川口真奈
 北村匠海、村川絵梨、甲本雅裕、根岸季衣
 岸谷五朗、名取裕子
 寺尾聰
配給:ショウゲート
©2025 映画「金子差入店」製作委員会