藤ヶ谷太輔×奈緒 W主演映画『傲慢と善良』の副音声上映の実施が決定した。

2019年に単行本が発売されると、現代に生きる人々のリアルな恋愛観や価値観が描かれた本作は第7回ブクログ大賞を受賞し、20代、30代を中心に多くの共感を呼び話題が広がり、2023年最も売れた小説となった辻村深月『傲慢と善良』。主人公の架と真実はマッチングアプリで出会い婚約した直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち<知りたくなかった過去と嘘>が明らかになる。すべてをさらけ出した2人がたどり着く“一生に一度の選択”を描くドラマティック恋愛ミステリー。

今回、10月4日(金)からW主演を務めた藤ヶ谷太輔、奈緒、そして萩原健太郎監督による“ネタバレあり!キャストのここでしか聞けない本音を語り尽くす”副音声上映の実施が決定した。藤ヶ谷、奈緒、萩原監督による映画の裏話や、本音が初公開となる今回の副音声上映は、原作者・辻村深月の「架のお気に入りのシーン」「真実のお気に入りのシーン」「監督によくやってくれました!と拍手を送りたいシーン」などを紹介していき、3人が舞台裏エピソードを交えてコメントをしていくという形となっている。

藤ヶ谷は「どのシーンも大事だけどオープニングはすごく大事ですよね」と映画のオープニングについて、架・真実それぞれをイメージしたオープニング楽曲、映画のタイトルロゴの出方に触れ、奈緒も「オープニングからこの映画が好きすぎてずっと褒めてしまうかもしれません」と本作への出演で夢が叶ったという2人の作品愛が溢れるトークも聞くことができる。さらに、藤ヶ谷のクランクアップ時には奈緒とテレビ電話をつなげた話や、奈緒の好きな照明や美術の話、アドリブのセリフ紹介など、ここでしか聞くことのできない貴重な裏話が続出。架や真実が窮地に追い込まれるシーンでは「真実もいってくれればよかったのに…」、「この時の真実かわいそう…」など役の気持ちを代弁したり、ラストシーンでは「2人とも頑張れ!!」と最後にたどり着く2人の“選択”を応援したりと藤ヶ谷と奈緒、萩原監督と一緒に「応援上映」に参加しているような特別な上映となっている。

副音声は、オーディオコメンタリーを再生する無料スマートフォンアプリ「UDCast」を利用すると、全国の映画館・全上映回で聞くことができる。また、副音声コメンタリーの字幕ガイドは、10月11日(金)より提供される。

藤ヶ谷太輔 コメント

一度試写で拝見し今日が2回目でしたがまた違う面白さがありましたし、前回より一層「言葉」が楽しめました。変に聞こえるかもしれないですが、この映画すごく面白いですよね!(笑)こうして、監督や共演者のかたと一緒に映画を観るコメンタリー収録は初めての経験だったので、間ができてしまうかなと少し心配していましたが、色々なことをたくさん話せましたので、改めて映画館で観ようと思いました。監督の説明を聞きながら映画を観ると、美術とかロケ地とかまた違ったメッセージを受け取れましたので、とても面白かったです。2人の個人的な話だからこそ、「大恋愛」になっていますし、何度でも劇場で見てもらいたいです。

奈緒 コメント

架と真実という一個人の話にスポットライトがあたって、それがこの映画の中の「大恋愛」という言葉にたどり着くんですよね。
一人一人が誰かと出会うところからしか大きな「大恋愛」という言葉は生まれないので、映画館に座っている皆さんに見守っていただけるのが幸せです。こうして本編を見ながら話すこともなかなかないので、とても面白かったです。映画を見終わったあとに皆さんにいろんな話をしてもらえると嬉しいです。

萩原健太郎(監督)コメント

皆さんとお話ししながら見られてとても楽しかったです。「大恋愛」というセリフは自分もぐっとくるポイントでした。映画の主人公やヒロインって自分とは程遠い特別なものに見えるけど、この映画をみた方が「自分も大恋愛していたんだ」とか「自分も映画のような大恋愛ができるかもしれない」と思っていただき、共感性が高くなるといいなと改めて思いました。

『傲慢と善良』は全国で公開中
監督:萩原健太郎
出演:藤ヶ谷太輔、奈緒
 倉悠貴、桜庭ななみ/阿南健治、宮崎美子
 西田尚美、前田美波里
配給:アスミック・エース
©2024「傲慢と善良」製作委員会