『あたしの!』の完成披露試写会が10月10日(木)に都内で行われ、渡邉美穂、木村柾哉(INI)、齊藤なぎさ、山中柔太朗、横堀光範監督が登壇した。
「ヒロイン失格」「センセイ君主」など数々の大ヒットラブコメ漫画を生み出してきた、幸田もも子が「別冊マーガレット」にて2017年~18年に連載した「あたしの!」(集英社マーガレットコミックス DIGITAL刊)を実写映画化した本作。明るくて嘘がつけず、自分の気持ちにまっすぐ突き進む主人公・関川あこ子を渡邉美穂、もう1人の主人公で誰もが憧れる学校イチの王子様・直己をグローバルボーイズグループ・INIのリーダー・木村柾哉が演じる。2人は映画初出演にしてW主演、初共演となる。さらにあこ子の大親友であり、直己をめぐる最大の恋のライバル、谷口充希を齊藤なぎさ、直己の親友であこ子たちの良き相談相手となるイケメンクール男子・成田葵央をM!LKのメンバーで今後も数々の待機作が控える山中柔太朗が演じる。監督は本作が長編映画初監督となる横堀光範が務める。
本作が映画初出演にして初主演となった渡邉と木村。ついに観客に初披露となる完成披露試写会を迎え、「ドキドキでやばいです」と話す木村は「初めての事ばかりの中、めでたく完成披露試写会を開けたことを感謝です」と感慨深げな様子を見せ、「僕の初めての映画をこのメンバーでできて幸せだなと思っています」とキャストや監督に感謝を伝えた。「撮影の時から新鮮な気持ちで、今までにない経験をさせていただいていて」と振り返る渡邉は「緊張よりは楽しみな気持ちが大きくて。楽しみすぎて3時に起きました。遠足に行く小学生みたいな気持ちになっちゃって」と笑いを誘った。
本作では親友役を演じる渡邉と齊藤だが、撮影前には「(渡邉と)2人で餃子を食べに行った」という齊藤は「似ているところも多かったので意気投合してすぐに仲良くなったのでその感じが出てるんじゃないかな」と明かした。また、渡邉は「撮影が終わってからもプライベートで遊んだり、交流が続いているので出会えてよかった」と語った。
一方で、木村がINIとしてデビューする前から親交があったという山中は「(ダンスの)先生と生徒みたいな関係だったので」といい、「先生から友達になるという作業をまずしなきゃいけない。6年ぶりくらいにお会いして、本当に優しくてラフに接してくださったのですぐに打ち解けて友達になることができた」と明かした。木村も「顔見知りではあったんですけど、久しぶりに再会するのが親友役で映画という、こんな再会のしかたある?と思った」と振り返りつつ、「読み合わせの日から、ラフに接してくれたので僕としてもありがたくて、今となっては安心感半端ない関係性になっています」と笑顔を見せ、山中は「この間ご飯にも(行った)」と仲の良さをうかがわせた。
そんな中でも撮影では難しかったシーンもあったようで、「遊園地のアトラクションに乗ったんですけど、撮影は何回もやるので酔ってしまって。4回くらい回したんですけど、終わったころにはこうなるくらい気持ち悪くなって大変だった」と、座り込んだ様子を披露した。また、渡邉はクライマックスのシーンで「お芝居的にもメンタル的にも大変だった」といい、「納得いくまでやりたくて、何回かテイクを重ねさせていただいたりもしましたし、酸欠気味でいっぱいいっぱいだった。切羽詰まった感じがいい風に出ていると思う」と明かした。
【写真・文/編集部】
『あたしの!』は2024年11月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督・撮影・編集:横堀光範
出演:渡邉美穂、木村柾哉(INI)
齊藤なぎさ
小田惟真(THE SUPER FRUIT)、笠井悠聖
藤田ニコル/山中柔太朗
配給:ギャガ
©幸田もも子/集英社・映画「あたしの!」製作委員会