日向坂46 四期生が全員出演する映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』のメイキング写真が解禁され、併せて日向坂46 四期生によるYouTube生配信が決定した。
アイドルデビューから2年の四期生にとって映画初出演となる本作。演技初挑戦の11人がメインキャストとして大抜擢され、東京を訪れた修学旅行生を等身大に演じる。今年5月に発売されたシングル楽曲「君はハニーデュー」で単独センターを務め、まもなく発売となる最新シングル「絶対的第六感」で藤嶌果歩とWセンターを務めるなど、次世代エースの呼び声が高い正源司陽子が主演として映画を引っ張っていく。監督を務めたのは熊切和嘉。これまでの作品群とはまったく異なる青春群像劇を作り上げ、新境地を切り拓いた。脚本を務めたのは福田晶平と土屋亮一。企画段階から11人に事前インタビューを行い、学生時代の思い出や、アイドルになる前のエピソード、東京への想いなどをヒアリング。それを基に、彼女たちのリアルな物語が盛り込まれた完全オリジナル脚本を作り上げた。
熊切監督と言えば、2001年に『空の穴』で劇場映画デビューし、代表作には『私の男』(2014)や『#マンホール』(2023)などの映画を届け続けている。『#マンホール』では、第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待。同じ年に公開された『658km、陽子の旅』では上海国際映画祭最高賞の「金爵賞」を競う長編コンペティション部門で最優秀女優賞、最優秀脚本賞、作品賞の三冠を受賞するなど、作品性の高さが映画ファンを釘付けにしている。
本作の監督を務めた経緯は、『#マンホール』のプロデューサーから「ちょっとびっくりするような、熊切さんらしくない面白い企画があるのですが」と声をかけられたのがきっかけだという。もともとアイドルにはあまり関心はなかったそうだが、「『#マンホール』で、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんと仕事をして、アイドルに対する考えが変わりました。アイドルの方ってこんなにプロフェッショナルなのかと感銘を受けまして。お芝居も取り組み方も、仕事に対する姿勢も素晴らしかったので、アイドルの方とまた仕事がしたいなと思っていたところへ、日向坂46のメンバーと伺い、興味が湧きました。私はこれまでクセのある映画ばかり撮っていましたので、“真っ当な青春映画”を1本くらいは撮影してみたいという気持ちもあり、挑戦することにしました」と、これまで撮ったことのないジャンルでも、熊切監督の色を随所に感じ取ることができる作品に完成した。
修学旅行というテーマについては、どうやったら彼女たちを活かすことができるかを軸に、部活モノやアクションモノという案も出た中で、“修学旅行に来た田舎の女子高生が東京を彷徨う”という案が生まれた。熊切監督は「高校の修学旅行で北海道から東京に来て、自由時間に初めて原宿へ行った時、めまいを感じるような記憶があったので、実感を持てそうな気がしました。たわいもないけど誰しもが身近に感じられる話ですし、1日だけの東京をさまようちょっとした冒険というのは映画のプロットとしてシンプルで面白くなりそうだなと直感的に思いました」と振り返っている。
今回解禁されたメイキング写真では、映画初出演となる主演の正源司陽子や藤嶌果歩と丁寧に確認しながら撮影が行われた様子が捉えられている。熊切監督自身も挑戦となった作品だが、撮影中に台本にないことを監督からお願いすることもあったそうで、日向坂46 四期生にとってもまた新たな挑戦となった。その中でも熊切監督のお気に入りのシーンは、羽川(藤嶌果歩)と辻阪(竹内希来里)の掛け合いシーン。撮影していても編集していても面白くて好きだそう。見応え十分な2人の演技合戦にも注目だ。
10月25日(金)の公開を目前に、日向坂46公式YouTubeチャンネル「日向坂ちゃんねる」にて、日向坂46四期生による緊急生配信が決定した。映画公開までの意気込みや、未公開オフショットとともに振り返る撮影裏話や、キャンペーン施策の新情報など盛りだくさんで、さらに重大発表も行う。
日時:2024年10月13日(日)21:00~
出演:正源司陽子、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実、平尾帆夏(予定)
URL: こちら
『ゼンブ・オブ・トーキョー』は2024年10月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:熊切和嘉
出演:正源司陽子、渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実
竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花
小坂菜緒、真飛聖、八嶋智人
配給:ギャガ
©2024映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」製作委員会