阪神淡路大震災から30年の節目の公開を目指す、神戸を舞台にした映画『港に灯がともる』。

阪神淡路大震災の翌月に神戸市長田で生まれた一人の在日コリアンの女性・灯(あかり)が、自身の出自と親から聞かされる震災の記憶の板挟みになり、双極性障害を発症、コロナ禍を経て回復を目指す中で希望を見い出していく作品。

本作は、10月28日(月) から11月6日(水) に開催される第37回東京国際映画祭のNippon Cinema Now部門に出品されることが発表されている。同部門は、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する部門。

また、特報映像が解禁され、公式サイトがオープンした。特報では、灯(富田望生)という一人の女の子からあふれる、繊細な心の叫びが映像いっぱいに広がった一本の特報に仕上がっている。

特報映像
プロデューサー コメント

東京国際映画祭nippon cinema now部門にご招待いただき大変嬉しく、光栄に思います。そしてここが私たちの映画の船出となりました。全編神戸ロケ。この映画を作るために集まった俳優、有志スタッフ、お力になってくださった神戸の皆様の心が一つになり、心震える瞬間が何度もありました。あの大きな出来事から30年の年月を背負ってきた人々の思いが、神戸から東京へ、東京から海外に届き、共感の輪が広がることを心から願っています。
映画『港に灯がともる』プロデューサー・城谷厚司

『港に灯がともる』は2025年1月17日(金)より全国で順次公開
監督・脚本:安達もじり
出演:富田望生
 伊藤万理華、青木柚、山之内すず、中川わさ美、MC、NAM、田村健太郎、土村芳、渡辺真起子、山中崇、麻生祐未、甲本雅裕
配給:太秦