『チャチャ』公開記念舞台挨拶が10月12日(土)に新宿ピカデリーで行われ、伊藤万理華、中川大志、ステファニー・アリアン、酒井麻衣監督がとうだn
本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの第4弾公開作品。監督を務めるのは、「美しい彼」シリーズで多くのファンの心をつかみ、今もっとも注目を集めるクリエイター・酒井麻衣。本作は酒井にとって7年ぶりの完全オリジナルストーリー。主演を務めるのは、実力派俳優として幅広いフィールドで唯一無二の存在感を発揮している伊藤万理華。デザイン事務所で働くイラストレーターの主人公・チャチャ。自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、人目は気にせず、好きなように生きるをモットーに過ごす日々。そんなチャチャが屋上で偶然出逢った、謎めいた青年・樂に興味を持ち…。
本作のイメージカラーでもあるヴィヴィッドなレッドドレス姿で登壇したチャチャ役の伊藤は「映画を見てくれた皆さんの感想が気になってSNSを見ちゃいました」とエゴサしたことを明かし「映画本編を見ないと予想できないものになってるので、どんな感想が出てくるのか楽しみ。この映画はそれぞれの反応があると思うし、それぞれの角度で見られる作品だと思います」と述べた。
謎めいた男・樂役の中川も「皆さんの感想が楽しみ!」と期待し、ステファニーも「今から私の友達が見てくれるのでそれも嬉しい。SNSでもみんなが、楽しそう面白そう、と書いてくれているのが嬉しいです」と笑顔。酒井監督は「予想外の展開!いい意味で裏切られた!1秒先が読めなくて面白い!と言ってもらえたりして嬉しい。沢山の発見がある映画なので、2回目以降は色々なところにアンテナを張って見て欲しい」とリクエストしていた。
チャチャを演じる上で「全部がチャレンジだった」という伊藤は「他のキャラクターの個性が立っているので、それによってチャチャも浮き上がってくる。みんながチャチャに負けないくらい個性的なのでその点も楽しんでほしい」とアピール。そんな中、伊藤は「実は私のニックネームがチャチャなんです!この映画が決まる前から数名の友人からチャチャと呼ばれていました。だから凄く運命的。しかもこの物語のチャチャというキャラクターも自分にしっくりし過ぎて…どういうことなんだろうと。自分がビックリした」と驚きの事実を明かして、会場をどよめかせた。
一方、中川は樂を演じるにあたり「普段の僕は信頼している人にはすべてを曝け出すタイプですが、樂はミステリアスで危うさをまとっている。それがカッコ良くて自分も表現したかった。自分にないものだからこそできるかなと思った一方、自分的にも樂を演じるのはチャレンジでした」と打ち明けた。ちなみにステファニーとは撮影中、英語を交えて会話をしていたそうで、ステファニーから「He is very good!」メッチャいい」と英語力を褒められていた。
またチャチャの「野良猫みたい」というキャラクター性にちなんで、それぞれ自分の「〇〇みたいな」イメージを発表。伊藤は「家猫みたいな伊藤万理華」といい「家が好きで家に籠っていたり、人をお家に招いたり、家の中で活発です。なのでチャチャほど奔放な野良ではありません」と照れ笑い。現在26歳の中川は「おじいちゃんみたいな中川大志」と自らを表し「お酒を飲むとすぐに寝ちゃう。お酒飲むと夜の8時9時には眠くなる。趣味も目上の方とゴルフに行ったり、朝早く目が覚めたり、20代っぽくないと言われる」と実感を込めると、伊藤から「撮影現場でも落ち着いていらして、おじいちゃんかどうかはわからないけれど、大人っぽい」と評されていた。一方、ステファニーは「コスプレ好きな家猫」といい、酒井監督は「俳優にインスピレーションを与えるような着火剤になりたい」と表していた。
最後に伊藤は「チャチャという野良猫を追いかけて、その行動を見るような映画ですが、色々な人と交流を重ねる中でチャチャにどんどんと人間味が出てきます。この映画で様々な見方を通して人を見ることの素晴らしさを感じてほしいです」と期待。酒井監督は「色々な人の視点から見ることの出来る映画で、人の都合や思いやり、勘違いによって素敵なことが巻き起こる物語です。最後は予想がつかず、いい意味で裏切られる!という点を多くの方に知っていただき、末永く愛して頂ければ幸いです」と大ヒットを祈願した。
【提供写真、オフィシャルレポート】
『チャチャ』は全国で公開中
監督・脚本:酒井麻衣
出演:伊藤万理華/中川大志
藤間爽子、塩野瑛久、ステファニー・アリアン、落合モトキ、藤井隆
配給:メ~テレ、カルチュア・パブリッシャーズ 配給協力:ラビットハウス
©2024「チャチャ」製作委員会