綾瀬はるか主演×森井勇佑監督『ルート29』の場面写真、メイキング写真が解禁された。
『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑監督。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1か月間旅をし、脚本を完成。その独創的なストーリーは、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく感動のロードムービーだ。ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾った大沢一菜。
映画制作発表時に話題となった、森井監督と大沢の『こちらあみ子』に引き続2度目のタッグ。デビュー作に続いて、森井監督2本目の⻑編作品の出演となる大沢は、2023年に「姪のメイ」、「季節のない街」と次々とドラマに出演。さらに2024年にはRM(BTS)2ndソロアルバム『Right Place,Wrong Person』に収録されている“Domodachi (feat. Little Simz)”のMVにも出演するなど、世界中から多くの注目を集めている。
「どうしてそんな表情ができるのかと思わされる、驚くような瞬間が何度もあった」と森井監督が語るように、印象的な眼差しで、何にも縛られない自由な空気をまとったハルのキャラクター像を生き生きと体現している。
『こちらあみ子』で演じた、“あみ子”のキャラクターは印象強く、綾瀬はるかも「第一印象は「あ、あみ子だ! 本物がいる!」(笑)。」と思ったそう。大沢自身も綾瀬のファンだったということもあり、「最初は目を合わせても、下を向いてしまうぐらいシャイで恥ずかしがり屋さんなところがあり、それはそれでその姿が愛おしかったんですが、気づいたらちょっとずつ、ちょっとずつ近くに来てくれた感じがありました。」と綾瀬も語るように、劇中のトンボとハルのように徐々に距離をつめていったふたりだった。
今回解禁された写真も、どこか「心ここに在らず」な視線で、子どもと大人の間の年齢だからこそ醸し出すことのできると独特な雰囲気を感じさせ、大沢だからこそ演じることのできたハルへの期待がさらに高まるような場面写真となっている。一方、撮影の合間には森井監督と並んで笑顔を見せたりと、リラックスして撮影に挑んでいた様子。
そして今回『ルート29』の公開を記念して、『こちらあみ子』の特別上映が決定!10月21日(月)ユーロスペースにて上映となり、森井監督そして大沢一菜登壇のトークショーも決定している。また、 Morc阿佐ヶ谷でも11月8日から上映が決定している。詳しい情報は 公式サイトにて。
『ルート29』は2024年11月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督・脚本:森井勇佑
出演:綾瀬はるか、大沢一菜
伊佐山ひろ子、高良健吾、原田琥之佑、大西力、松浦伸也/河井青葉、渡辺美佐子/市川実日子
配給:東京テアトル リトルモア
©2024「ルート29」製作委員会