ジェシー・アイゼンバーグが監督・脚本・製作・主演を務める映画『リアル・ペイン~心の旅~』の予告映像、キービジュアル、場面写真が解禁された。

ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)とベンジーは(キーラン・カルキン)は、亡くなった最愛の祖母の遺言で、ポーランドのアウシュビッツまでのツアー旅行に参加する。従兄弟同士でありながら正反対の性格な2人は、時に騒動を起こしながらも、ツアーに参加したユニークな人々との交流、そして祖母に縁あるポーランドの地を巡る中で、40代を迎えた彼ら自身の“生きるシンドさ”に向き合う力を得ていく。本作で監督、脚本、製作、主演の4役を務めるのはジェシー・アイゼンバーグ。ジェシーの従兄弟役にキーラン・カルキン、さらにウィル・シャープ、ジェニファー・グレイなど新旧の才能が結集した。

本作は、かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠になってしまった従兄弟のデヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会、亡くなった最愛の祖母を偲ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅する姿を紡いだロードムービーだ。解禁となった予告映像でも、旅立ちの地となる空港からポーランドのツアー旅行に参加し、様々な地を巡りながら、旅行の目的地であるマイダネクへ向かう道中、家族のルーツやそれぞれの人生の葛藤と向き合う2人の姿が描かれていく。

ジェシー・アイゼンバーグが演じるデヴィッドは、華やかさはないものの安定したIT業界で働き、ブルックリンの自宅に妻と子供がいる地に足がついたように見えるキャラクター。対するベンジーは、情熱的でチャーミング、自由奔放で人を魅了するが、どこか危うさを合わせ持ち、アンバランスな一面も垣間見えるキャラクターだ。しっかり者のデヴィッドと、どこか子どものようなベンジーが、時に騒動を巻き起こしながらもツアー旅行に参加する様子がコミカルにテンポ良く描かれ、対照的な二人のユニークなキャラクターも相まって、抜群の“バディ・コメディ”であることを感じさせてくれる映像となっている。

デヴィッドとベンジーと共にツアーに参加する面々も個性的な人々ばかり。今回到着した予告映像と場面写真でも、その姿が映し出されている。教養があり温厚なツアーガイドのジェームズを演じたのは、Netflixドラマ「Giri/Haji」で英国アカデミー賞テレビ部門助演男優賞を受賞した、日英ハーフの新鋭ウィル・シャープ。『ダーティ・ダンシング』『フェリスはある朝突然に』で知られ、ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされたジェニファー・グレイは、ベンジーともすぐに意気投合するチャーミングな女性で、離婚したばかりで自分探しの旅としてツアーに参加するマーシャを好演。

テレビ、映画、舞台と多方面で活躍し、ローレンス・オリヴィエ賞ミュージカル助演女優賞を受賞のライザ・サドヴィと、ジェシー・アイゼンバーグの舞台にも2度出演、ブロードウェイでも活躍する実力者のダニエル・オレスケスは、仲睦まじいカップルのダイアンとマークを演じている。ツアー参加者の中でも異例の経歴を持つのが、ルワンダ内戦を生き延びたエロージュだ。同じくエロージュという名前のアイゼンバーグの友人がモデルとなっており、カート・エジアイアワンが演じる彼は、集団虐殺のトラウマを経験した唯一の人物として、ツアー客の体験内容に深みを与えている。

参加したツアーでの新たなる出会い、旅の先々で揺れ動く感情、正反対の性格ながら互いに求める“境地”は重なり合う2人がこの旅で得たものとは?ショパンの名曲に彩られたポーランドの美しい国土の旅の先で気づく、人の笑顔の裏側にある、“リアル・ペイン(本当の痛み)”とは―。

予告映像

『リアル・ペイン~心の旅~』は2025年1月より公開
監督・脚本:ジェシー・アイゼンバーグ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、キーラン・カルキン、ウィル・シャープ、ジェニファー・グレイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.