『ゼンブ・オブ・トーキョー』の公開直前イベントが10月20日（日）に都内で行われ、正源司陽子、藤嶌果歩、小坂菜緒が登壇した。

アイドルデビューから2年の四期生にとって映画初出演となる本作。演技初挑戦の11人がメインキャストとして大抜擢され、東京を訪れた修学旅行生を等身大に演じる。今年5月に発売されたシングル楽曲「君はハニーデュー」で単独センターを務め、まもなく発売となる最新シングル「絶対的第六感」で藤嶌果歩とWセンターを務めるなど、次世代エースの呼び声が高い正源司陽子が主演として映画を引っ張っていく。監督を務めたのは熊切和嘉。これまでの作品群とはまったく異なる青春群像劇を作り上げ、新境地を切り拓いた。脚本を務めたのは福田晶平と土屋亮一。企画段階から11人に事前インタビューを行い、学生時代の思い出や、アイドルになる前のエピソード、東京への想いなどをヒアリング。それを基に、彼女たちのリアルな物語が盛り込まれた完全オリジナル脚本を作り上げた。

本作は、日向坂46 四期生が演じる高校生たちの修学旅行中に起こる出来事を描いているが、修学旅行の思い出を聞かれると、「小学6年生の時に行った広島への修学旅行」を挙げた正源司は「広島はもんじゃ焼きが有名なので、班のみんながもんじゃ焼きが大好きだったので本場のもんじゃ食べようねって…」と話し始めると、MCから「広島はお好み焼きじゃないかと…」とツッコミが入り、「間違えました！ごめんなさい、ごめんなさい！お好み焼きでした」と赤面しながら訂正。さらに正源司は「お好み焼きを食べずに、もんじゃと焼きそばを食べるという、何をしに行ったのかしら」とエピソードを披露した。

また、北海道出身の藤嶌は「道外に出ることなく北海道内で修学旅行が完結してしまった」と明かし、「札幌から北海道の真ん中の方に行きました。のんびりバスに乗って」というと会場からは笑いが起き、「お馬さんの背中を洗ったんですけど、髪の毛を縛らきゃいけなかったのでツインテールにして、ゆるっとしたパーカーとか着ちゃったりして」と明かし、「今考えたら中学生の時から自分って（本作で演じた）羽川恵ちゃんだなと思って」と笑顔を見せた。

中学生の修学旅行で長崎に行ったという小坂は「民泊をしました。班を作って民家にお邪魔して泊めてもらう」といい、「農業と漁業をやっているお家の方で、初日は玉ねぎをとったり、ジャガイモをとって。次の日は朝6時から船を出してもらって海釣りに行って。笑顔あふれる修学旅行を過ごさせていただきました」と振り返った。

また、試写会に集まった高校生を前に、藤嶌は「個性豊かな人たちが11人もいて、きっとみなさんの青春に当てはまる部分もあると思いますので、みなさんの青春に重ねてこの映画を楽しんでいただけるとうれしいです」、正源司は「私も大好きな作品になりましたし、青春らしさが詰まっていて、学生時代ってとても大事なんだなと思っていただけたらうれしいです」、小坂は「四期生みんなが全力を注いで頑張った映画です。ぜひ劇場に足をお運びいただけたらうれしいです」と本作をアピールした。

【写真・文／編集部】

『ゼンブ・オブ・トーキョー』は2024年10月25日（金）よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督：熊切和嘉
出演：正源司陽子、渡辺莉奈、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実
　竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花
　小坂菜緒、真飛聖、八嶋智人
配給：ギャガ
©2024映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」製作委員会