『ゼンブ・オブ・トーキョー』公開記念舞台挨拶 平尾帆夏、正源司陽子とのシーンで「普段の関係性が出まくって」平岡海月「自分でも見たことがない顔を…」

『ゼンブ・オブ・トーキョー』の公開記念舞台挨拶が10月26日（土）にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、日向坂46 四期生の正源司陽子、藤嶌果歩、石塚瑶季、小西夏菜実、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、清水理央、宮地すみれ、山下葉留花と熊切和嘉監督が登壇した。

アイドルデビューから2年の四期生にとって映画初出演となる本作。演技初挑戦の11人がメインキャストとして大抜擢され、東京を訪れた修学旅行生を等身大に演じる。今年5月に発売されたシングル楽曲「君はハニーデュー」で単独センターを務め、まもなく発売となる最新シングル「絶対的第六感」で藤嶌果歩とWセンターを務めるなど、次世代エースの呼び声が高い正源司陽子が主演として映画を引っ張っていく。監督を務めたのは熊切和嘉。これまでの作品群とはまったく異なる青春群像劇を作り上げ、新境地を切り拓いた。脚本を務めたのは福田晶平と土屋亮一。企画段階から11人に事前インタビューを行い、学生時代の思い出や、アイドルになる前のエピソード、東京への想いなどをヒアリング。それを基に、彼女たちのリアルな物語が盛り込まれた完全オリジナル脚本を作り上げた。

日向坂46 四期生メンバー全員の魅力が詰まった本作だが、その中でも「今でも思い出したら泣きそうになっちゃうシーン」があるという小西は「最後のシーン。まだ泣かなかったんですけど、2回目見たら泣いちゃうというくらい感動します。最後まで気を抜かないでほしい」と呼びかけた。自身のシーンでは「重大告白をするシーンがあって、何回も撮り直して集中力が必要だったんですけど、頑張って苦戦したシーンだったので見ていただきたい」と見どころのポイントを挙げた。

「“ぽぽまるず”のみなさんが集まった時に回転しながらしゃべってた。あれが面白かった」と石塚、清水、宮地、山下の出演シーンを挙げた小西だが、この回りながら会話をするシーンについて、当日決まったという。実際に4人で回りながら撮影を振り返り、山下は回りながらセリフも言うことになったので「頭も回りました」と笑いを誘った。

平尾は劇中の海のシーンで「正源司が走ってくるんですけど、私は陽子が走ってきたら迎えて抱き着くしかない。役の中ではそんなにお友達というキャラではないんですけど、そのシーンばかりは普段の関係性が出まくってしまって」と明かした。正源司は「吸い込まれるように抱き着いちゃいました（笑）」と照れ笑いを浮かべた。

また、藤嶌は「陽子が東京の海が苦手らしくて、海に入るのを怖がっていて。芦屋の姫なので（笑）怖がっていんですけど、最終的には海に入ることが成功させました」と笑いを誘い、正源司は「恐ろしかったです（笑）」と振り返った。

平岡は、自身を紹介されるシーンで「本当に恥ずかしくて、恥ずかしい顔をしたら自分でも見たことがない顔をスクリーンの中でしていて。“なんだこの顔”という顔をしていた」と明かし、実際にその場でその顔を再現し「映画の中の私、口がずっと小っちゃくて」と笑いを誘った。

主題歌については「映画だけではなく、自分の学生生活で楽しかったこととかを鮮明に思い出されて、物語や記憶を引き出してくださる楽曲を作っていただけてうれしかあった」という正源司は、同楽曲のMVにも出演しているが「素敵な部分が満載のMV」と自信を見せた。また、藤嶌は「青春感たっぷりの楽曲。Conton Candyさんの歌声が大好きなので本当にうれしくて。発表されたときは四期生みんなで“うわーっ”て、みんなで一緒に聞いたので大盛り上がりだった」と振り返った。

【写真・文／編集部】