現実社会に問いかけるAIサスペンス―Huluオリジナル『コンコルディア/Concordia』の本編映像が解禁された。
世界的⼤ヒット作となった「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要プロデューサーの⼀⼈で、数々のエミー賞受賞歴を誇るフランク・ドルジャー。「ジョン・アダムズ」や「ローマ」、Huluで配信中の⼤型国際ドラマ「THE SWARM/ザ・スウォーム」など話題作を次々と⼿掛けるドルジャーが、新たにショーランナー兼製作総指揮を務める本作は、ドイツの公共放送局ZDF、中東のメディア企業MBC、フランス国営放送局グループFrance Televisions、そして⽇本のオンライン動画配信サービスHuluが参画する⼤型国際ドラマ。日本では11⽉8⽇(⾦)からHuluで独占配信(毎週⾦曜新エピソード更新/全6話)される。
カメラとAIに生活の全てをモニタリングされた完璧な社会、コンコルディアではAIと人間が完璧な調和の中で共存する町として、20年にわたって平和をもたらしてきた。AIによるモニタリングとデータ収集はむしろ社会と住⺠の健全さを守るために行われ、データに関しては鉄壁のセキュリティを誇ります。そんな住⺠のデータを、コンコルディア幹部とロンドンから派遣された危機管理官シア・ライアンが観察しているのはなぜなのか…。今回、驚きのAIによるモニタリングの分析画面を含む本編映像が解禁された。
映像は、コンコルディアの分析官オリヴァーが、コンピューターに囲まれた薄暗い部屋でオンラインゲームをしているシーンから始まる。モニタリング画面にはオリヴァーの名前、職業のみならず、体温、心拍数、血圧といった基礎的な健康データなどを掲示。それとともに瞳孔の大きさや、(瞳孔の周辺部となる)虹彩認証などのテクノロジーを駆使して、さらに詳細なデータが映し出され、さらには「HAPPINESS(幸福度)、STRESS(ストレス)、EXCITEMENT(興奮度)、SADNESS(悲しみ)、FEAR(恐れ)、ANGER(怒り)」といった6つの感情の項目をレーダーチャート化するなど、コンコルディアでは人間の行動パターンのみならず、感情までもが分析の対象となっていることがうかがい知れる。
ゲームをしている最中はどの数値も総じて低く、淡々とゲームに興じている様子のオリヴァーでしたが、途中で手に取ったスマホのメッセージを見るや、様子が一変。心拍数や血圧が上がるとともに、HAPPINESS(幸福度)、STRESS(ストレス)、EXCITEMENT(興奮度)といった感情の項目も明らかに上昇したのが見て取れます。その後、部屋を出て顔を洗ったオリヴァー。その様子をコンコルディア内部で観察しているイザベルが「女の子かな?」と推察すると、マチルドは「調べてみる」と引き続き、調査を続ける姿が。住⺠のために働くコンコルディアのスタッフであるオリヴァーの映像を、なぜ同じ組織で働くマチルダやイザベルが観察しているのか…。価値観を揺るがす、起こらないはずの「ある事件」との繋がりとは?謎が深まる本編映像とともに、カメラとAIに囲まれつつある現実社会に問いかけるAIサスペンス『コンコルディア/Concordia』の、その想像を超える物語に期待したい。
本編映像
Huluオリジナル『コンコルディア/Concordia』は2024年11月8日(金)より独占配信(毎週金曜新エピソード更新/全6話)
ショーランナー兼製作総指揮:フランク・ドルジャー
監督:バーバラ・イーダー
出演:ルース・ブラッドリー、ナンナ・ブロンデル、クリスティアーネ・パウル、シュテヴェン・ゾヴァー、中島健人 ほか
©Hulu Japan