第37回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月28日(月)に東京宝塚劇場で行われた。

10月28日(月)~11月6日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される第37回東京国際映画祭。オープニングセレモニーには、オープニング作品『十一人の賊軍』より、白石和彌監督、山田孝之、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、一ノ瀬颯、野村周平、小柳亮太、本山力が登壇した。

白石監督は「撮影は去年の8月から11月まで必死に泥まみれになりながら撮影したんですけど、来れていない方もいますが、キャストのみなさんの姿を見て誇らしい気持ちでいっぱいです」と感慨深げな様子を見せつつ「ほぼほぼ出ている人はみんな埃まみれで、映画の中ではかっこよく汚れているんですけど、きれいな姿を見れて感無量です」と挨拶した。

主演を務める山田は、本作について「いわゆる時代劇ではあるんですけど、その中に生きている人たちの行動や考え方は現代においても同じだと思う。いろんな方々がいろんな考え方から行動しています。視点によって、悪だなとかいろいろあるかもしれないけど、結局みんな自分だったり、自分の周りの人たちを今よりも少しでもいい状況にしようと動いている人たち。自分とか自分の周りとかに落とし込んで重ねて見てもらえたら響くんじゃないかなと思います」と見どころを語り、「私はただ逃げているだけの役です」と笑いを誘った。

【写真・文/編集部】

第37回東京国際映画祭は2024年10月28日(月)~11月6日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催