『モアナと伝説の海2』の「ビヨンド ~越えてゆこう~」お披露目イベントが10月29日(火)に都内で行われ、屋比久知奈(モアナ役)が登壇した。

第89回アカデミー賞®、第74回ゴールデングローブ賞など数々の映画賞にノミネートされた『モアナと伝説の海』は、壮大で美しい海が広がる南太平洋のポリネシアにインスパイアされた楽園のような島々で語り継がれる神秘的な伝説を基に、海を愛する少女“モアナ”が、傷つき悩みながらも、自分の進むべき道を見つけるため冒険に出る物語。日本では2017年に公開され、観客動員数423万人、最終興行収入51.6億円を超える大ヒットを記録した。そして、続編となる本作『モアナと伝説の海2』は海を愛する“モアナ”が新たな運命へと漕ぎ出す冒険物語を、ディズニーらしい至極の音楽が彩る感動のミュージカルアドベンチャー。アニメーションとは思えない、南の島や美しい空、そして海のリアルな描写と壮大なスケールの物語が描かれる。

イベントは、屋比久による「ビヨンド ~越えてゆこう~」の楽曲披露から始まり、冒頭から観客を作品の世界に引き込んだ。楽曲を歌い終え、「すごく緊張したんですけど、早くみなさまに聞いていただきたいと思っていたので、歌うことができて楽曲の魅力を知っていただくことができたらいいなと思って歌わせていただいた」と笑顔を見せた。

楽曲については「3年が経って大切なものが増えた」というモアナにとって「二度と帰ってこれないかもしれないという不安とか恐れ、葛藤があって。でも使命を果たすために海に出ようという葛藤の中で揺れ動きながら決意する、モアナの強い気持ちが込められた楽曲」と紹介した。

前作に引き続きモアナを演じることについて屋比久は「純粋にモアナとして新しい旅に出られるんだという喜びでいっぱいでした」と笑顔を見せ、「成長をどう表現できるか悩んだんですけど、映像を拝見したときに自然に大人になっていて。モアナの居方だったり、話し方だったり、人との接し方が変わっていない部分もありつつ、3年の月日が感じられる」といい、「私自身も前作から7年経っていて頑張ろう、表現しようと思わなくても、成長が勝手に出てくれるんじゃないかなと思って、考えすぎないようにと意識して、まっすぐにモアナとしてただ向き合おうと思って臨ませていただきました」と振り返った。

また、本作の監督らからのビデオメッセージが上映されると驚きと共に嬉しさが込み上げる屋比久。さらにMCが音楽ディレクターからの手紙を代読すると感極まる場面もあった。

さらに「きっと共感していただけるんじゃないかなと思うのが、何も知らないときに憧れる世界があって」という屋比久は、前作を経て「3年経ったからこそ守るものが増えて、経験をして、プライドもできて自信もできたからこそ、踏み出すことが怖くなったり。離れることに対する不安が表れていて。私自身も7年の間にいろんな経験をさせていただいてその気持ちが分かる」と共感する部分があったようで、「大切にしたいものが増えれば増えるほど複雑に絡まってくる心情が、今作のモアナとリンクしたなと感じながら収録しました」と本作でのアフレコを振り返った。

最後に屋比久は「『ビヨンド ~越えてゆこう~』という歌を歌わせていただきました。いろいろなものを背負って、責任だったり、行きたい場所、進みたい道がありつつ、葛藤や迷いがある時に背中を押してくれるような温かい力強い作品です。前作でも私自身もモアナにたくさん勇気をもらったんですが、今作もいろんな人が見て勇気をもらえるような作品です。ぜひこの冬、劇場で素敵な映像美、音楽とともに見ていただければ」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『モアナと伝説の海2』は2024年12月6日(金)より全国で公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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