M・ナイト・シャマラン監督最新作『トラップ』の監督とジョシュ・ハートネットが撮影の舞台裏を語る特別映像が解禁された。
1999年に公開され、6億7千万ドル(Box Office Mojo調べ)を超える大ヒットを記録、アカデミー賞®6部門にノミネートされたサスペンス『シックス・センス』(1999)、美しいビーチで急速に老いていく人々を描いた『オールド』(2021)をはじめ、そのオリジナリティ溢れる設定と衝撃のストーリーテリングで約20年にわたり世界中の観客を魅了し、全世界で30億ドルを超える興行収入を記録、シャマラン映画というジャンルを進化させ続けている大ヒットメーカー、M・ナイト・シャマラン。常に観客の先を行く演出で未知なる領域へと誘うシャマラン監督の最新作にして集大成となる本作『トラップ』では、ゴージャスなアリーナライブの会場を舞台に新たな映像体験へと導く。
今回解禁された特別映像は、『トラップ』撮影の舞台裏を監督&キャストが語るメイキングシーン満載の内容となっている。巨大アリーナに警察車両が大挙して押し寄せ、ライフルを持った警官が出口を封鎖する。ただならぬ警備体制を目にしたクーパーは、自分に仕掛けられた罠=トラップに気づき不敵な表情を見せる。
M.ナイト・シャマラン監督が「作品作りで特にこだわっているのは独創的で挑戦的な物語なんです。観客が初めて見て感じるような忘れられない体験にしたい」と語ると、現場で的確に指示を出すメイキングシーンが紹介される。レディ・レイブン役のサレカ・シャマランとの「ライブとスリラーを融合できないか」というアイデアから生まれた本作は、大観衆を集めた本物のライブを撮影して「音楽に圧倒されながら同時に恐怖が襲ってくる」感覚を引き出した。
「映画は予想外だから面白い。監督はうまくまとめるんです」と語るのはジョシュ・ハートネット。監督は、役柄に対する「彼の覚悟を確信しました。体からエネルギーを放っていた」と指摘する。「緊張感が大切だと話した」、「予測不能の展開で最も重要なことだ」と、状況を確認しながら進む撮影の舞台裏が映し出される。逃げ切るためFBIをも騙す切り裂き魔になるために、ジョシュは「救いようがない彼の心の内を理解しようとしました。精神的にギリギリの彼を表現しようと連続殺人犯に関する本も読みました」と語る。
「ドキドキするだろ。“逃げ切れるか?”ってね」と微笑むシャマランは、「何カ月もかかる絵コンテはハイリスク、ハイリターンです。でも非常に効率よく撮影ができます」と入念な準備をしたと振り返る。「どのように編集されるか心配がないのは安心」だとキャストにも好評だった。
フィルムで撮影された映像にも秘密がある。「私がライブ映画みたいに引いたり寄ったりしないのは、観客に作品の役と同じ心情を感じ取ってほしいからです。作品を見ている間は不快感に没入してほしいんです。“ウソ!そんなことを?”と観客が一斉に驚がくして集団が息をのむ姿は監督冥利に尽きますね」と、集大成となる『トラップ』に込めた想いと、撮影に隠された秘密を明かしている。
特別映像
シャマラン監督は、30年以上も撮り続けていながら、常に新しいと感じられる映画を作っていることについて「映画製作の魅力は新しさです。新しいアイデアを思いつくと、作品に取り入れようと思い気持ちが高揚します。次回作に向け心が突き動かされるんです。全く新しいことをどう達成しようか?とね。面白いことを実行するにはある程度のリスクは必要です。2年程度を費やす覚悟もね」と語る。
また、“なぜ映画製作に魅了されるのか”という質問には「ランチ中にジョシュから面白い質問をされました。「落ち着きたい時や楽しみたい時に何をする?現実逃避に何をする?」とね。好きなことや趣味を聞かれたと思って、考えてから『映画製作だ』と答えました」と明かし、さらに「ジョシュは『そういうことじゃなくて仕事から離れたい時の話だ』と。『映画製作だ』とまた答えました。おかしな回答ですが私は幸せ者だと思います。心が落ち着き 幸福を感じられる仕事をできているのですから。もちろん大きな困難や挑戦的なことやストレスもあります。しかし、次の作品の脚本を書き始めれば幸福を感じて心が落ち着いてきます。喜びの繰り返しなんです。面白い仕事の中で生活できて幸運ですよ」と語っている。
『トラップ』は公開中
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ジョシュ・ハートネット、アリエル・ドノヒュー、サレカ・シャマラン、ヘイリー・ミルズ、アリソン・ピル
配給:ワーナー・ブラザース映画
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