第37回東京国際映画祭センターピース作品『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の来日スペシャルトークイベントが11月4日(月)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、ポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、コニー・ニールセン、フレッド・ヘッキンジャー、コンペティション部門審査委員を務める橋本愛が登壇した。

10月28日(月)~11月6日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される第37回東京国際映画祭。人類の歴史上最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台に、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍が復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑む―他に類を見ないほど徹底された映像美と名優たちによる演技合戦、すべてを飲み込むほどの大スケールで描かれる情熱的なバトルシーン、一瞬たりとも目の離せない完成度で名匠リドリー・スコット監督のフィルモグラフィを代表する伝説の名作『グラディエーター』の“その後”が、最新技術によってさらにグレードアップした圧倒的な迫力とたぎる情熱をたずさえ劇場に帰ってくる。監督はもちろんリドリー・スコット。主演にポール・メスカル、さらにデンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーなど豪華俳優陣が勢ぞろいする。

主人公ルシアスを演じるポールは「最初に脚本を読んだ時に伝統的なヒーローというよりはアンチヒーローに近いという印象を持ちました」と振り返り、「(物語の中で)だんだん英雄的なキャラクターになっていく。両面を演じられたのは役者冥利に尽きました」と役作りについて振り返った。

今回、11年ぶりの来日となったデンゼルは、アカデミー賞受賞作品の続編への出演については「名作の続編で、かつ素晴らしい脚本で、素晴らしい監督と組めることは動機となりました」と明かした。

前作から続投となったコニーは、前作から時を経た時代を描く本作について「自分たちのためだけでに少数のエリートだけが私腹を満たしているところを、さりげなく映像で示している。ローマ帝国の変化、崩壊しつつある帝国の中にみんなが囚われている身になっていることが分かると思う」と語り、「テクノロジーの進化がある今だからこそ独創的な素晴らしい、監督が思い描いている世界をスクリーンに映し出すことが可能になった。監督が描きたいと思っていたローマ帝国の世界を、今のテクノロジーを使って映し出すことができた」と語った。

また、フレッドは「360度どこを見回しても現実と同じローマを建ててしまった。役者としてはどこを見ても人々が歩いていたり、動物が暴れていたり、本当にリアルな世界を作ってくれて」と撮影現場を様子を語り、「すべてのスケール感が圧倒的でした」と語った。さらに衣装については「最初に衣装合わせの時に一目で何もかもがギラギラで、これは底なしの欲や腐敗でローマの町が崩壊していったことを表現するのにぴったりの素晴らしい衣装」と語った。

【写真・文/編集部】

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は2024年11月15日(金)より全国で公開
監督:リドリー・スコット
出演:ポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャー
配給:東和ピクチャーズ
©2024 PARAMOUNT PICTURES.

第37回東京国際映画祭は2024年10月28日(月)~11月6日(水)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催