秋葉原国際映画祭2024が11月9日(土)に開幕し、東京・神田明神 EDOCCO STUDIOでオープニングセレモニーが行われた。

日本屈指のポップカルチャーの中心地である秋葉原にて、アニメ映画と秋葉原の魅力を国内外に発信することを目的に立ち上げられ、記念すべき1回目の開催となる秋葉原国際映画祭。秋葉原エリアで3日間にわたり、「レッドカーペット」、「オープニングセレモ ニー」、「プレミアム上映」、「アニメコンペティション」など、様々なイベントが行われる。

レッドカーペットに引き続き行われたオープニングセレモニー。アンバサダーを務める山寺宏一は「第一回の国際映画祭という大切な回のアンバサダーにご指名いただいたことを嬉しく思っています」と挨拶した山寺は「40年近く声優の仕事をさせていただいて、アニメの仕事が多いです。ここ秋葉原はオタクの聖地と言われています。秋葉原がアニメ、声優を支えてくれた。秋葉原に育ててもらった、秋葉原で生活をさせていただいている、マンションも買った」と笑いを誘い、さらに「先日リフォームをしました。家電をすべて買い換えました。すべて秋葉原で買いました」と明かすと会場は拍手に包まれた。

『青のミブロ』の梅田修一朗は「千葉県出身なんですけれど、僕にとっての夢の国は秋葉原でした。千葉から自転車で秋葉原に通ったことがあるくらい思い出深い街です」と挨拶。『五等分の花嫁*』の竹達彩奈は「大変光栄です」と映画祭への参加を喜び、「子供のころからオタクだったので秋葉原は憧れの場所というか聖地のような場所」といい、「大人になってお金を稼ぐようになったら大量にグッズを買えるようになって嬉しいです。アニメで稼いだお金をグッズに変換して、永久機関として楽しませていただいています(笑)」と笑いを誘った。

『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』の関根瞳は「お友達と学校終わりに秋葉原に行って買い物をしたりして。ここにしか売っていないものだったり、なかなか見つからないものを秋葉原で購入させていただいて楽しませていただいた場所。その秋葉原で国際映画祭の記念すべき回にお呼びいただけたことを嬉しく思っています」と笑顔を見せた。近藤玲奈は「学生時代にアニメイトさんにとてもお世話になっておりまして。今も自分の作品のコラボカフェとかがあったらお邪魔させていただいたり、思い出深い地です」、峯田茉優は「アニメが本当に大好きで、子供の頃から秋葉原という地に憧れを抱いていました」と“秋葉原への愛”を語った。

『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』の寺島惇太は「高校生の頃からアニメーションやゲームが好きで。当時長野の少年にとっては、秋葉原は長野では手に入らない魅惑のアイテムがたくさん売られている夢の街として、同級生の間でも“いつか行ってみたいな、あの国へ”という憧れの場所だった」といい、「初めてアルバイトで稼いだお金で夢の秋葉原に来た目的が、当時流行始めていたメイド喫茶だった」と明かしつつ「高校生の僕はドキドキしながらメイド喫茶に行ったら、月に一度の制服デー。メイドさんたちがセーラー服を着ていらっしゃったんです。当時高校生だったのでただの同級生でした。メイドが見たかったのに」と笑いを誘った。蒼井翔太は「トレーディングカードゲームが大好きでつい先日も秋葉原のカードショップに行きました。オレンジ頭がいたら僕億です」と笑顔を見せ、笑いを誘った。

『新海誠監督・初長編映画公開20周年メモリアル・スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサート』の中村竜大は「今日が秋葉原に来るのが初めて」と明かし、「これから秋葉原愛を深めていけたら」という。また、新海誠監督作品については「学生時代に彩りを与えてくれた作品ばかり」と語り、「作品が公開されて20周年ということで、僕自身がもうすぐ20歳を迎えて、作品とともに成長してきた、勝手ながら運命を感じながら作品に参加させていただいた」と感慨深げな様子を見せた。「緊張が止まらなくて足が震えてる」という田中洸希は「小学生の頃からアニメオタクでして、素晴らしい演者のみなさんとお会いできることがすごく嬉しい。いい声のみなさんしかいなくて、耳が癒しで仕方がなかった」と喜んだ。また「ビートボックスをやらせていただいている」と紹介すると実際にその場でヒューマンビートボックスを披露し、会場を沸かせた。さらに「(紹介された)全部オタクとして心が燃え滾るようなものがたくさんだったので、すべて見させていただきます」と語った。

【写真・文/編集部】

秋葉原国際映画祭2024は11月9日(土)~11日(月)に開催