2011年7月、27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウスの半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』が11月22日(金)より全国で公開される。

さまざまな音楽的要素を融合させて独自のスタイルとサウンドを作り上げ、世界中で3,000万枚以上のレコードを売り上げ、現在でも月間8,000万回以上のストリーミング再生数を誇る近年の歴史上最も偉大なアーティストの一人エイミー・ワインハウス。“21世紀を代表するアーティストの1人”と世界的に称賛された彼女が、アルバム「バック・トゥ・ブラック」を発表してグラミー賞5部門受賞という栄誉に輝き、一躍世界的大スターの地位を獲得する実話を元にした物語。若くして脚光を浴び、突然の名声に戸惑いながらも、感情むき出しの歌詞に独特のけだるいハスキーボイスで本能のまま歌い続けた“愛に生きた”エイミーの“波乱に満ちた愛と喪失”を描き、知られざる素顔に迫る。音楽伝記映画に新たな名作が誕生した。

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(2009)や『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)で知られるサム・テイラー=ジョンソンがメガホンをとり、エイミー・ワインハウスを、現在27歳で英国のドラマ「インダストリー」シリーズでメインキャラクターを務め、映画『バービー』では王女バービーを演じた現在ブレイク中のスター、マリサ・アベラが演じる。その他、英国アカデミー賞受賞俳優ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞Ⓡのノミネート俳優レスリー・マンヴィルなどが脇を固めている。

心に響く歌詞には、アーティストの実体験が織り込まれていることがある。そのリアリティに私たちは涙し共感し、元気づけられる。日本でも大きな人気を誇るテイラー・スウィフトの「We Are Never Ever Getting Back Together」で彼女は元カレについて書いた。歌詞を見てみると「“もうイヤなの、別れよう”って言ったのに、あなたは電話でこう言ったの“愛してるよ”って」と切ない恋人同士のリアルな会話を歌った。日本のフィメールラッパーを牽引するAwichは実際に身近で起きた悲惨な事件を歌詞にしている。「Queendom」で彼女は「4000ブロックの、集合住宅。何者かが男性を銃殺。警察は周辺を封鎖。容疑者は逃走中」と綴り、この1曲を聴くだけで彼女の壮絶な人生を垣間見ることができる。

21世紀を代表するアーティストの1人であるエイミー・ワインハウスは、「Rehab」という曲で、自身のアルコール依存症を引き合いに出し、「お酒のボトルを手放せない」と正直にさらけ出した。経験したことを歌詞にすることで、悪いものから良いものを生み出し曲にしたエイミーの才能は切なくもあり、かなり説得力のあるものとなっている。 そんなエイミーの歌を再び聴くことができる映画『Back to Black エイミーのすべて』は11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国で公開。

『Back to Black エイミーのすべて』は2024年11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国で公開
監督:サム・テイラー=ジョンソン
出演:マリサ・アベラ、ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、サム・ブキャナン、レスリー・マンヴィル
配給:パルコ ユニバーサル映画
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