サミュエル・L・ジャクソン&ジョン・デヴィッド・ワシントンが出演するヒューマンドラマ――Netflix映画『ピアノ・レッスン』の本予告映像が解禁された。
本作は、家宝のピアノをめぐる対立が原因で家族の絆が揺るぎはじめ、葛藤する一家の姿を描くヒューマンドラマ。
本作は、Variety誌「オスカーに相応しい作品」、Entertainment Weekly誌「最高の布陣で舞台から銀幕へ」と支持を集めており、Netflix映画『喪う』や『ウィル&ハーパー』と共に今年度の賞レース界隈を賑わす作品として注目を集めている。
今回、キャスト陣の“魂の熱演”が隅々まで響き渡る本予告映像が解禁された。“過去”か“未来”か―今、チャールズ家で争いが始まろうとしている。姉バーニース(ダニエル・デッドワイラー)と弟ボーイ・ウィリー(ジョン・デヴィッド・ワシントン)を引き裂くのは、一台の家宝のピアノ。バーニースは一家の唯一の遺産であるピアノを先祖の歴史とともに守り抜こうとし、ボーイ・ウィリーはピアノを売って一家の財産を築き未来に活かそうと考える。解禁された映像では、荘厳な音楽が耳を包み込む中、「あのピアノは家族の歴史だった。
祖父がこれを全部彫った」と、ピアノに秘められた事実が語られていく。そして、姉弟間の不協和音は深まり、互いに「バーニースはピアノを絶対に売らない。父親の死因だからさ」「先祖の遺産で生きていく。ここにあっても弾いていない」…と真っ向から対立してしまう。叔父(サミュエル・L・ジャクソン)が姉弟の仲を取りなそうとするも、彼自身でさえ過去の亡霊を抑えることはできず、次第に呪われた家族の歴史が姿を露わにしていく…。苦境から立ち直る力、人知を超えるものが織りなす世代間のダイナミズムを模索する物語。過去をどう受け止めるのか、受け継がれてきたものの行く末を決めるのは誰なのか。先人たちの歴史、家族の対立、その先にあるものとは―。
ピューリッツァー賞を受賞したオーガスト・ウィルソンの戯曲「ピアノ・レッスン」を映像化した本作。プロデューサーには、『トレーニング デイ』でアカデミー賞主演男優賞の受賞歴も誇る名優であり、直近では『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』にも出演、そして監督・映画製作者としても名を轟かせるデンゼル・ワシントン。監督は、本作で長編映画監督デビューを果たすマルコム・ワシントン。キャストには、サミュエル、ジョン・デヴィッドに加え、ダニエル・デッドワイラー、レイ・フィッシャーらが伴奏。音楽は、『グランド・ブダペスト・ホテル』『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作曲賞を受賞した名匠アレクサンドル・デスプラ。映画として“カバー”された傑作戯曲の音色が、再び2024年の年末に鳴り響く。
映画賞が盛り上がりはじめる季節。Netflix作品では今年も、『ピアノ・レッスン』に加え、『喪う』や『ウィル&ハーパー』など数々の作品が有力候補になるとされている。エリザベス・オルセン、ナターシャ・リオン、キャリー・クーンが三姉妹を演じるNetflix映画『喪う』(独占配信中)は、2023年のトロント国際映画祭で公開され、Variety誌が「(本当の)姉妹がすることのように、主演俳優たちはオスカーレースを通じてお互いを支え合うだろう」と評する、ユーモラスで甘く切ない家族の物語。父親の死が迫ったことをきっかけに疎遠だった三姉妹がニューヨークのアパートに集まり、父の世話を通してお互いの壊れた関係を修復しようと奮闘する。不平不満が噴出する三人姉妹の激動の3日間を通して、亀裂の入った家族から滲み出る愛のアンサンブルを体感してほしい。
また、Netflix映画『ウィル&ハーパー』(独占配信中)は、ウィル・フェレルの長年の友ハーパーがトランス女性としてカミングアウトし、ロードトリップを通じて、自分らしく生まれ変わったハーパーをお披露目しながら絆を深めていくドキュメンタリー。心が洗われるような本作の“とある箇所”で歌われる、心にじんわり響きわたる音楽が映画賞の注目を集めるとも言われている。Netflixが奏でる、心に灯をともす三作品。映画賞ノミネートへ期待を寄せつつ、この冬ぜひ耳を傾けてほしい。
本予告映像
Netflix映画『ピアノ・レッスン』は11月22日(金)より世界独占配信
作品ページ
Netflix映画『喪う』独占配信中
Netflix映画『ウィル&ハーパー』独占配信中