恋の矢印が大混戦のカオスなバンパイア・ラブコメディ『ババンババンバンバンパイア』の第3弾キャストが発表された。
「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまさによる大人気コミック『ババンババンバンバンパイア』を映画化した本作。銭湯で働く森蘭丸、その正体は450歳のバンパイア。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求める蘭丸は、銭湯の一人息子であるピュアボーイ・立野李仁の純潔を見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの篠塚葵にひと目惚れ!李仁の“初恋”が成就してしまえば、童貞喪失の危機!彼の純潔を守るべく、あらゆる手を使い初恋を阻止しようと蘭丸による決死の大作戦が始まる―。主人公の銭湯で働く美しきバンパイア・森蘭丸役を吉沢亮、天真爛漫ピュアボーイ・立野李仁役を板垣李光人、蘭丸の正体がバンパイアであることを確信し彼に恋心を抱くようになる葵役を原菜乃華が演じる。実写映画とTVアニメの同時メディア化も発表されている。
今回第3弾キャストとして、堤真一、笹野高史、音尾琢真、映美くららの出演が発表された。450歳のバンパイア森蘭丸。戦国時代から生きていた彼はかつて、武将・織田信長に仕えていた。そんな若き日の蘭丸に寵愛を注ぐ織田信長役には、『クライマーズ・ハイ』、『容疑者Xの献身』08などで数々の映画賞を受賞、日本映画界を代表する俳優・堤真一。ラブコメディらしからぬ時代劇シーンに登場、織田信長としてスクリーンに強烈なインパクトを残す主演の吉沢とは、大河ドラマ「青天を衝け」21や、浜崎監督が初映画監督を務めた映画『一度死んでみた』20など共演経験もあり、蘭丸とのシーンについて「バックハグなど初めてご一緒する方だと恥ずかしいと思ってしまうようなシーンでも、あまり気を遣わずに演じることができました」と振り返る。蘭丸と長可はともに信長から寵愛を受けており、信長は長可が蘭丸に恨みを持つきっかけとなった重要人物。兄弟の因縁はやがて李仁らを巻き込み思わぬ展開へバンパイアとしての宿命を背負った蘭丸の切ない恋も明らかとなる時代劇にも期待だ。
さらに、舞台となる銭湯「こいの湯」を切り盛りする立野家にも個性豊かなキャストたちが集結した。板垣李光人演じる李仁の祖父で、飄々としていて、ボケているのか正気なのか掴みどころのない立野長次郎役には、キャリア50年以上のベテランで、今や映画やドラマに欠かせない存在となった俳優笹野高史。豪快で大雑把な性格で、時々思春期の息子に対しデリカシーのないことを発言してしまう父・立野晴彦役は、「TEAMNACS」のメンバーとして俳優・タレント・歌手などマルチに活躍する音尾琢真。いつでも明るくみんなをまとめる大らかな母・立野珠緒役には、元宝塚歌劇団月組トップで映画・ドラマを中心に幅を広げる実力派女優映美くららが決定。住み込みで働く蘭丸と共に、一人息子の李仁の成長と初恋を、時には茶化しながら愛情深く見守る立野ファミリーを、実力派俳優たちが個性たっぷりに演じる。
堤真一(織田信長役)コメント
信長の撮影としては短い期間でしたが、衣装もこだわって撮影しましたので参加できて良かったです。吉沢さんとの共演は、バックハグなど初めてご一緒する方だと恥ずかしいと思ってしまうようなシーンでも、あまり気を遣わずに演じることができました。台本では、他のキャラクターが皆ハチャメチャだったので、僕としてはもう少しはっちゃけたい気持ちもありましたが笑蘭丸と長可が崇める存在として、抑えめに演じました。みなさんのぶっ飛んだ芝居が観られると思いますので、映画の完成を楽しみにしています。皆さんも期待してください。
笹野高史(立野長次郎役)コメント
浜崎監督は大好きな監督でございますので、映画館で皆様と一緒に「わっはっは」と笑えるのを楽しみにしております。
音尾琢真(立野晴彦役)コメント
共演者の皆さんと裸の付き合いができた感覚があり楽しかったです。浜崎監督がおもしろい演出をされる方で、振り切ったお芝居ができました。これから映画をご覧になる皆様は覚悟してください。楽しいだけですから大変なことは何一つありません深いことを考えずに劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
映美くらら(立野珠緒役)コメント
板垣李光人君演じる天真爛漫ピュアボーイ・立野李仁の母、立野珠緒を演じます。自由で個性強めな立野家の男子3人それを上回る存在感である居候の蘭ちゃんを、いつも笑って受け止めます。きっと細かいことは全く気にしない大らかな母です撮影の合間は、笹野さんや音尾さん、李光人君達とずっと楽しくお喋りをしていました。そんなほのぼのと平和な明るい空気感が立野家のシーンの中に滲み出ていたら嬉しいです。
『ババンババンバンバンパイア』は2025年2月14日(金)より全国で公開
監督:浜崎慎治
出演:吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華、満島真之介、関口メンディー/眞栄田郷敦
配給:松竹
©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 ©奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022